孫娘のお泊り日
昨夜は珍しく娘がバスで魚の目の治療の医院へ孫を連れて行った。

遂に出て来ない保険証のことがあり三回私に恥をかかせたから、遠慮したのかもしれない。

かえるや否や、母屋の玄関に「ただいま、お泊りしていいんでしょう」と元気にかけこんできた。

既に、携帯へメールを送っておいたのだが、そんなに嬉しいのかと思った。

両親からの不満を時には聞いてもらう。クラスで絵の分野でただ一人選ばれて公募展に出品したものを、「出した人は誰でももらえるんだ」といって、褒めもしなかった母親に不満だったらしい。

当然である。額をあわせて飾ってやろうと思う私と良かったねと褒めることを知っている父親である。

姉が終えるまで、来ていた弟が言う言葉にわれわれは耳を疑った。

パパは静かに注意することも、ママは怒鳴って叱る話になると、彼は「ママは怒るのがしゅみだもん」と言った。

四歳児の使う言葉ではない。パパが陰で慰めるのか。

姉はいまだに完全熟睡である。一晩に何度寝返るか。その都度、布団を毛布をかけるのだが、時としてそれでは足りなくなる。

私の布団や毛布を掛けないと間に合わない。そして、私はPCの前でストーブに点火して起きている。

親達にはそれはできない。若いからだと思うが、自分も知らずに寝ているからであろう。

アレルギーと称して常に鼻水、咳などで耳鼻科へ連れて行く。

夜風邪を引かせて終うのだと知った。寝つきも悪いと叱るママ比べて、私の手の中だと寝付くのに三分と掛からないのである。

安心するのだろうか。愛情の違いと思う。