2007 09/20 22:29
Category : 日記
練習で疲れ気味の子供達。予行演習は一度した覚えがあるが、毎日、毎日練習した記憶はない。
マスゲームとか団体ものが多いからだろうか。
月曜日から木曜日まで習い事やクラブで一杯の孫娘であるが、空いた金曜日が彼女の唯一楽しい日。
友人宅か自宅か交互に親友何人かと遊ぶのが楽しみである。
今日も近くの友人と交渉。返事は親同士のメールで決まる。
これも昔と違うところか。われわれの時代は学校から帰ると、カバンを家に置くや否や、外へ飛び出して、友人達と遊び、暗くなって帰宅する。
勉強しないことでも、兄弟の中で有名だった。先生が兄より期待を示すと母は必ず「大丈夫です絶対勉強しませんから」と答える。
兄が秀才だと思いたいのかもしれなかった。父の法事で兄の小学校の担任の先生が来て下さったことがある。
家内も一緒だったが、われわれの隣に来た先生が、家内に言った。
学校で常に一番の兄さんと皆さん思っているようですが、学校が最も期待していたのは貴女の旦那様だったのです。
聞こえたらしく、母と兄は変な顔をしていた。自分を神童と呼ぶほどの兄だし、母もそう思っていたからである。
家内が私に聞くと私は「あれは先生が隣の私にゴマをすってくれたんだね」と笑い飛ばした。
勉強して成績が良くなるのは当たり前、学校の授業だけは真剣に学んだ。ある時、先生が「君の真剣なまなざしは、恐ろしかった」と。
優等生スタイルは大嫌いで、悪さもし、誰とも仲良い友達だった。
野山を走り、池や沼や渓流がプールだった。勉強をしろと一言も言ったことのないのは父だった。
中学になると雑穀の買い付けの父の手配の車と同行した。16貫、18貫の俵を背に黙々と働く父が好きだった。
懸命に私も担いだ。最初は父の手助けで背中に担ぎ、運んだ。いつの間にか、俵をたてにして、反動をつけて担ぎ上げるコツを覚えた。
大きい体ではなかったが、相撲部のキャップテンで、人より鍛えていた。
高一のときの運動会で俵担ぎ競争があった。50mを担いで走る競争だった。
体格の良い三年、二年から選抜された大男揃いであった。一年から出るものがいないから「俺が出よう」というと、クラスメートは「怪我するからやめろ」という。
笑って、スタートラインに立った。よーいドンで前においた俵を横に持って腹に乗せて走るもの、背に乗せるものとへっぴり腰が多かった。
一気に右肩へ担ぐとコールへ突っ走った。一等賞だった。
観衆のすべてが、驚いた。しばらくしてからだった、拍手が起こったのは。
同級生はぽかーんと口を開いていた。
人と同じことが嫌いだった。人前で勉強する振りは特に嫌った。遊ぶことは率先した。
今の子供達がかわいそうでならないのである。
マスゲームとか団体ものが多いからだろうか。
月曜日から木曜日まで習い事やクラブで一杯の孫娘であるが、空いた金曜日が彼女の唯一楽しい日。
友人宅か自宅か交互に親友何人かと遊ぶのが楽しみである。
今日も近くの友人と交渉。返事は親同士のメールで決まる。
これも昔と違うところか。われわれの時代は学校から帰ると、カバンを家に置くや否や、外へ飛び出して、友人達と遊び、暗くなって帰宅する。
勉強しないことでも、兄弟の中で有名だった。先生が兄より期待を示すと母は必ず「大丈夫です絶対勉強しませんから」と答える。
兄が秀才だと思いたいのかもしれなかった。父の法事で兄の小学校の担任の先生が来て下さったことがある。
家内も一緒だったが、われわれの隣に来た先生が、家内に言った。
学校で常に一番の兄さんと皆さん思っているようですが、学校が最も期待していたのは貴女の旦那様だったのです。
聞こえたらしく、母と兄は変な顔をしていた。自分を神童と呼ぶほどの兄だし、母もそう思っていたからである。
家内が私に聞くと私は「あれは先生が隣の私にゴマをすってくれたんだね」と笑い飛ばした。
勉強して成績が良くなるのは当たり前、学校の授業だけは真剣に学んだ。ある時、先生が「君の真剣なまなざしは、恐ろしかった」と。
優等生スタイルは大嫌いで、悪さもし、誰とも仲良い友達だった。
野山を走り、池や沼や渓流がプールだった。勉強をしろと一言も言ったことのないのは父だった。
中学になると雑穀の買い付けの父の手配の車と同行した。16貫、18貫の俵を背に黙々と働く父が好きだった。
懸命に私も担いだ。最初は父の手助けで背中に担ぎ、運んだ。いつの間にか、俵をたてにして、反動をつけて担ぎ上げるコツを覚えた。
大きい体ではなかったが、相撲部のキャップテンで、人より鍛えていた。
高一のときの運動会で俵担ぎ競争があった。50mを担いで走る競争だった。
体格の良い三年、二年から選抜された大男揃いであった。一年から出るものがいないから「俺が出よう」というと、クラスメートは「怪我するからやめろ」という。
笑って、スタートラインに立った。よーいドンで前においた俵を横に持って腹に乗せて走るもの、背に乗せるものとへっぴり腰が多かった。
一気に右肩へ担ぐとコールへ突っ走った。一等賞だった。
観衆のすべてが、驚いた。しばらくしてからだった、拍手が起こったのは。
同級生はぽかーんと口を開いていた。
人と同じことが嫌いだった。人前で勉強する振りは特に嫌った。遊ぶことは率先した。
今の子供達がかわいそうでならないのである。