昨日6月2日
73才の誕生日だった。歳なのだからわれわれには不要と言い出して何年かになる。

正直な娘はそれを守っている。孫娘は何時頃からかわれわれの生年月日を覚えている。

昨日、授業参観日に出かける両親、特に、父親に「今日はじいじの誕生日だよ」と言っていた。

「お昼食べないでいて下さい」と言い残して小学校へ出かけた。

一昨夜、孫娘は私の顔を写生した。出来上がるまで見てはいけないと言いながら、20分程で仕上げて、渡してくれた。

ハートが一杯の手紙と私の似顔絵。嬉しい嬉しい孫の贈り物だ。

午前中の時間指定の宅配便が着いた。恒例のように毎年頂くこの贈り物。

Sさんからだ。好物の甘いものを選んで下さる。大阪の銘菓である。

その心が嬉しい。

甘いものを滅多に口にしない孫娘、その弟は甘党。

仏様に供えるのを待って、二人が飛びついた。栗の入った高価なものを姉は。羊羹が好きな弟は冷菓。

ケーキにろうそくが誕生日の菓子とおもっいる彼らには珍しく映るようだが、高級な趣と送る人のこ心は伝わるらしい。

二人揃って「じいじ おめでとう」73てどんな数と聞かれて、よくも永らえたとわれながら感心した。

娘は同級生の結婚式が名古屋の神社で挙行されてのお呼ばれである。

パパと子供たちも名古屋へ行って待つようだ。この名古屋一番の神社には、私の茶碗が奉納されている。

関心のない娘は知ってか、知らずか。奉納祭をして頂いて、同席者数人は友人知人から選んだが、家族を選んでおくべきだったか、今頃後悔している。

奉納祭の舞のタブーの写真を撮ってくれた画家、国会議員の選挙参謀など会食事の写真は残っている。

宮司他二名が神社側、同行者三名と私が招待されて会食。宝物殿を案内された。

同じ日に奉納日本刀の相槌を同行者の日本画家が打たせてもらったのも良い思いでとなった。