昨夜の娘一家
夜中の2時近くだったろうか。車のドアの閉まる音。

静かに門を開けて、家に入ったようだ。時刻が時刻だけに、周囲に気を遣う。

また、孫たちは眠って帰還だろう。果たして喜んでいるのか、疲れているのか。

婿殿が折角の休みに、体を休める暇もない。これは娘の計画だろう。

干渉しないで黙認しているほうが疲れる。

曇天から雲間が出てきた。同時に風の音が。