下校の迎え
お迎えはいらないと娘が言ってきた。珍しいが良いことと喜んでいた。

しかし、不安もあった。案の定的中した。孫娘が一人で帰ってきた。

自転車で孫が母親を迎えに行くという。放っておられないから、一緒に行くと、他のママと三人談笑して悠々と帰ってくる。

「どこを通ったの」自分の娘とすれ違ったのを知らなかったのか。通る道を間違えたのが正解か。

無用心だから迎えに行くのに、役にも立たない。坂道を勢い良く走る子を注意すると「何度言っても分からない。怪我をしないと駄目なの」同じ思いの三人の母親。

これが今時の母性像なのか。午後、懇親会があったが、送迎の先生の話は出なかったという。

不審者に大袈裟に反応しすぎという。親達。要は迎えに出たくないからだ。