遅刻
孫娘の学校の就業日の今日。朝、登校時刻に何時もの相手が来ない。10分遅れ、15分遅れで、車を出して送ることにする。

娘に電話させるが出ないというから、戻ってそのこの家の前へ車を着ける。

孫にベルを押せというが、何か人の動く気配がないから、否だという。

そのまま孫だけを学校へ。後半の小人数の遅い組が何人か歩いている。

他地区の父兄か。横断歩道と信号には交通整理の父兄たちが黄色の旗を持って立っている。

送迎に違和感を持つこの地区は薄情父兄の集まりか。だから今朝の出来事が起きる。

もう一度、彼女の家へ行ってやると、母親が大声で叱っている。娘は泣いている。これでは登校できない。

乗せてゆくというと、遠慮して自分の軽で送るという。最初からそうしてやれば皆気をもまなくて良いものを。

学期最期の日、大切な日にだ。これが今様の母親像と見た。