春の野に若菜摘む、、、
6日のこと、、、。
うららかな陽気に誘われて?mikiharbも久しぶりに我が家の畑に出かける。
雑草だけはたくましく地中にもしっかり根を生やしている。
まだ小さいうちにと草取りをしながら、風で吹き上げられたビニールを直したりしていると、70代くらいのご夫婦が散歩しながら畑のわき道までやってきた。
”何かお探しですか~?”と尋ねると
”久しぶりに7草粥をこしらえるのに野草を摘みに出てきた”と。
”最近は芹がないですね、昔は田んぼの水口に生えていたのに、最近は全く見ない”と。
mikiharbの畑の縁に見つけていたんですよ芹を!
田舎からも山道で見つけた芹を引き抜いて持ち帰り鉢に植えているんだけれど。

我が家には芹はあるので少しだけお分けしました。
はこべらなどは家にもあるけれど芹が不足していたとか。
芹を手に入れたので帰って行かれました。
スーパーで買えば300円ほどで手に入れられる7草、、、。
こんな風に若菜を摘んでいる姿を見てなんだかmkiharbまで嬉しくなりました、世の中捨てたもんじゃあないなあと。
古くからの習慣を地で行く姿に心があったかくなりました。

7日は父の受診日だったので早朝に粥を拵えて帰りました。
クリニックから帰って昼食でしたが、父が”食べたことがねえ、少し食べてみようか?どんなものか、、、”と箸を伸ばしてきた。
mikiharbは子供が小さいころから7日の朝は7草粥を拵えて食べさせていた、それが普通だと思ってた。
子供が家を出て行ってからも職場に持参し、スタッフにふるまったものだ。
もう他人に分け与えることもなくなったが、やっぱり今年も1合のお米で畑の中の雑草の中から7草を摘んで拵えた。
野に出でてみるとたいていの物は揃う、みんな知らないだけ、面倒だからやらないだけ、、、。
寒いから出かけないだけ、、、。

もったいないですねえ。
今の若い人たちに伝えておきたいこと、たくさんあるけれど、、、。
もうあまり伝える人もいない、、、。
勤めを辞めてしまったからねえ。

今の若い人たち、、、どんな未来を送るんでしょうか?