田舎4日目(5月22日)
お天気がいいのに朝から薪を燃やしつけてお茶煎りです。
mikiharbが小さいころ、一家8人のダンゴ汁を作っていた大きな厚手の鍋を父が引っ張り出してきた。
田舎だから土間にも竈を据えつけていた。
その竈に母がなくなって初めて火を入れたことになるらしい。
焚口の鉄扉がさび付いて動かないので父が金槌で叩いたらしい、、、。
このことが後になって祟る?ことになるとは?
はじめの茶煎りは父がやった。
八十八夜の新茶を作りたかったらしいが気がついたら5月2日で日を間違ったらしい。
それであきらめたとか。
少し荒茶になりそうだけれど前日の茶葉を煎ることにした。
椅子にかけて釜の茶煎りをしたんだが、途中一度父が椅子に掛け損なって尻餅をつく、罰が当たったと笑い転げる。
2番までは父が煎り、お昼の準備は父がするというので代わってmikiharbが煎りはじめる。
昼食は秋刀魚を焼いて簡単に済ませる。
午後からまた竈のご機嫌を見ながら茶煎りをはじめるがなかなか、、、。
竈のご機嫌が悪い、、、、。
父は畑に赤紫蘇とキュウリを植えていたようだ。
夕方少し手元が悪くなった頃父が顔を出して電気をつけようとして紐を掴み損なって台所のはしから踏み外して茶葉をひっくり返し土間に飛び降りた、これで2回目の罰が、、、。
父が竈を金槌で叩いたから罰が当たったんだというので二人で大笑い、2度あることは3度と言うからチョッとそこでこけて見たら!と。
おお~~~、やっぱ、罰が当たったんじゃろう、塩を載せたんじゃけど効かんかった、、、と。
しばし大笑いしましたよ。
足腰は何事もなくてよかった!
火のそばで汗をかきながらでしたので疲れました。
父は祖母にしっかりお茶の作り方を伝授されたようでやはりmikiharbの煎り方とはチョッと違います、とにかく丁寧です、いとおしむようにじっくり煎ります、こうしなくちゃいけないんだと学習したしだいです。
九州以北のお茶作りは、茶葉を蒸してそれから揉むんですがmikiharbの田舎では初めから釜で煎るんです、だから出来上がりのお茶は少し茶色がかってます。
黄色く澄んだ色が出せればいいんですが火加減でなかなか難しい、、、。
この日はすべての過程を終了することが出来なかった。
8番までは終えたのですが、、、。
普通13番までといいますからまた明日も、、、。