2001年12月の記事


ξξ 謹賀新年 ξξ   (元旦用)
※あけまして おめでとうございます※

         空  西 風


では 管理人よりひとこと


「 はふ〜〜〜っ 」


*注意書き*

あそびに出掛けて
そのままカウントダウンパーティーに行きます
よって12/31に作成しております
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「旅からの旅立ち」fromおとなの詩集
1.何ひとつ見つけられないまま
 また奥へ奥へと足を踏み入れてゆく
 羅針盤はとっくに手放してしまい
 すでに自分の位置は分からない
 それでも別に臆することなく入ってゆく
 こんな奥深い所に何があるって言うんだ
 何を求めているって言うんだ
 心の裏側で もうひとりの自分がささやく
 そんなところに彼女の面影を
 探し求めているのか
 一瞬 キュンとなったが
 自分に言い聞かせるんだ
 そんなんじゃない
 そんなんじゃないよって

2.旅に出る
 旅に出る
 思い出をおいて
 数多くの日常をおいて
 あの人この人との会話をおいて
 旅に出る
 さぁ旅に出よう
 君が引きとめてくれるのではという
 期待が膨らむ前に

3.切手を貼っていない
 君への手紙を
 コートのポケットに
 ずっと持ち歩いている
 今日も
 明日も
 ずっと入ったまま
 僕は君にふさわしい男じゃないって
 そんなこと書いたからかな
 その手紙は
 ずっと僕と旅している

4.心が疲れたら
 帰っておいでと
 誰か言っていたけど
 今 どうしても行きたい所はない
 心が惹かれてどうしょうもないって所なんか
 思い浮かばない
 だから僕は 特急にも乗らず
 ぐずぐず各停でさまよっている
 どんなところでこのドラマは終わりを
 迎えるんだろうか
 ワクワクなんかしない
 どんどんソワソワしている
 自分で決めたんだろう
 そう 自分をしかってみても…

5.君に贈ったイヤリングのプレゼント
 今すれ違った女性のと 似ている
 はっとする 
 こんな所まで来たって言うのに
 こんな遠くまで旅にきたと思っていたのに
 全然いままでの自分から
 離れていないじゃないか
 何も変わっていないじゃないか
 僕はしばらく目を
 うつろにして歩いた

6.目的のない旅なんて
 あるのだろうか
 僕はそのつもりだった
 それを求めて家を出た
 それなのに
 すごく強い想いの目的があるじゃないか
 僕は自分をひとりにしたいと思った
 だからひとりでここまで来た
 だけどこれは何なんだ
 以前よりも余計に
 ひきずっているじゃないか
 どこにあるんだろう
 目的のない旅なんて
 むしろ僕は
 想いを増幅するために
 ここまで来ちゃったのだろうか

7.大人になって帰ろうと思う
 変わったねって驚いてもらえるように
 前の自分とは別人のようになって
 帰ろうと思う
 そう その為に来たんだ
 そうだ そうなんだ
 自分は変わるんだよ ここで
 ようやく落ち着く
 落ち着くとおなかが空く
 僕はいつもの
 好物のラーメンを食べる
 はっとする
 どこが変わるんだ?!

8.君のいう好きと
 僕のいう好きとの間に
 広い広い天の川が
 流れているんじゃないかな
 僕の好きは
 どう考えても 深くて濃い
 それが 君には重荷になる筈だ
 僕は 君が我慢したり
 僕に合わせようとしてくれるのが つらい
 そう思って ひとり旅に出た
 君にひとことも残さずに

9.僕はある夜 宿から友人に電話した
 彼は驚いていた 
 そして彼女のことも…
 本当は僕は友人にかけたんじゃ
 ないんだろう
 その向こうにいる彼女に
 ふれたかったんだろう
 彼女は どうも留学の
 準備をしているって… 
 何!留学?!
 何故なんだ
 何故なんだよ
 僕にひとこともなく
 この動転している自分は何なんだ
 わざわざ遠くまでやってきて
 慌てふためく自分を見たかったのかよ!

10.自分はどうしたらいいんだ
 自分には何が残されているんだ
 僕が与える筈のショックは
 今 何万倍にもなって
 僕の情けない心に 打ち返されている
 眠れない
 眠っている場合じゃない
 始発は何時だ
 始発は何時だよー!
 待ってくれ
 話を聞いてくれ
 いや 君のこと もっと話を聞かせてくれ
 何故 僕の元を離れようって
 いうんだ
 勝手じゃないか
 相談もなく
 ひとことも相談もなく…

11.列車は 来た
 朝もやの中を
 ゆっくりと
 余りに ゆっくりと
 僕の思いを逆なでするかのように
 じらしながら ゆっくりとすべり出す
 僕は眠い筈のまなざしで
 窓のそとの風景をきりっと
 にらみつける
 強い視線で 山々の稜線を
 にらんでいる
 きっと 自分の愚かさを
 ののしっているんだろう
 決して 君に対しては
 あれこれ思わない 思えないよ
 すべてを許してくれ
 僕が帰るまで 待っていてくれ

12.ようやくなつかしい見覚えのある
 街の風景が目に入る
 僕は荷物を降ろし
 まだ減速もしていない前から
 じっと扉のそばに立ち続ける
 なんて身勝手なんだ 僕は…
 ひとことも告げず旅に出た僕が
 ひとことも相談できずに旅立とうとする
 君を ひきとめようとしている
 自分なんて大嫌いだ
 大馬鹿者だ
 いや 今そんなことに
 かまっていられる時じゃない
 とにかく逢わなきゃ
 一刻も早く 逢わなきゃ

13.君の家の近くまで来て
 電話BOXに駆け込む
 誰にも聞かれたくない
 こんなくだらない男の話を
 聞かれたくないよ
 君は居なかった
 留学の準備で
 出掛けているんだろうか
 僕は茫然としたまま
 駅に向かって歩いた
 全身のちからが どんどん抜けていく
 同時に どんどん眠くなってくる
 僕はいつの間にか
 駅近くの公園のベンチに
 横たわってしまった

14.うすめを開けた時
 公園はまだ薄暗かった
 朝刊を配る自転車の音が
 けたたましかった
 首をすくめた 寒い
 何でここに…
 そうか そうなのか
 すぐにいきさつを思い起こす
 なんてザマだよ まったく
 もう今更 君に逢いに行く
 勇気は出なかった
 もう 馬鹿な失恋者のレッテルを
 受け入れるしか 道はなかった
 もう これ以上 傷つくのがこわかった

15.自分の街までの切符を買う
 なんてけだるいんだ
 なんてこの切符は重いんだ
 右足も左足も いつからこんなに
 重くなったんだ
 改札はなんて狭いんだ
 僕にここを通れっていうのか
 情けなく 僕は切符をふたつに折り曲げた
 何かにあたりちらしたかった
 切符は嫌がり 僕の手から落ちた
 からだをかがめて拾う気力もない
 僕はため息を 
 そう 人生に対して
 ため息をついた
 背後から切符を差し出す手が
 かすかに見えた

16.夢だろう?!
 夢なんだろう!
 いいかげんにしてくれよ
 僕をもてあそぶのは
 もう降参したじゃないか
 これ以上 僕の心を乱さないでくれよ
 そう言いたいくらい
 僕は運命に翻弄されていると感じた
 始発のアナウンスが
 静かな早朝のホームに響く
 彼女と僕のふたりが
 茫然と立ち尽くしている
 そのふたりには
 最初のセリフが
 まだ 見つからないでいる

17.そのまま電車にふたりは乗った
 シートに並んで座る
 まだ 黙ったまま
 お互い 相手に視線をやれないでいる
 僕は拾って貰った二つ折りの切符を
 握りしめたまま
 心の整理ができるのか
 自分の奥底のこころにきいている
 返事はない…わざと寝たふりしている
 あのさぁ
 もうどうでもいいやって思い 口を開けた
 あのさぁ 留学するって聞いたんだけど
 ……………
 もう 決めたのか?
 ……………
 彼女の頬に ひとすじ ふたすじ
 あついものがこぼれるのが見えた

18.僕は 彼女の肩をぐっと抱き寄せていた
 彼女のちいさな肩が小刻みに震えていた
 やっぱり 行くのか……
 僕はそれを言うのに
 何時間もかかったように思えた
 僕はもうそんなことより
 ここで逢えただけでも 充分だと思っていた
 一度はみじめな失恋者だった自分が
 今や 彼女を深く包み込んで
 あげていられるんだから
 いいんだよ
 ただ ひとり旅に出たことを
 謝りたくって…
 そうして 次の言葉も必要だと思い
 全身のやさしさを込めて言った
 いつまでも 待っているから…
 突然 彼女は首を横に振った
 僕は 僕は余りに予想しなかった
 彼女の意思表示に
 とてつもなく真っ暗などん底に
 突き落とされた

19.凍りついた沈黙が
 ふたりの間に漂う
 彼女の肩にまわしていた腕から
 すうーっと血がひいていく
 そうして何の意味もない物体になっていく
 この場面で 何を彼女に尋ねればいいんだ
 これ以上の気まずい雰囲気は
 僕の息を止めてしまいそうだ
 僕のかろうじて生きる分だけの空気さえ
 見つからなくなりそうだ
 それならそれでもいいと思った次の瞬間
 もうひとつの現実が…
 隣の駅のホームに立っているのは
 僕が宿から電話した友人だ
 どうしてここに…
 そうか 僕と彼女のことが心配で
 来てくれたのか
 と考えた時 彼女は僕の腕を振りほどき
 彼に向かって駆け寄る

20.どこまで僕は落ちればいいんだ?
 どこまで僕はピエロを演じなきゃ
 ならないんだ?
 そのあとの会話は何も覚えていない
 それでも ありったけのプライドを
 振り絞り 笑顔をつくり
 二人を祝福した
 心の中の涙は すっかり枯れ果てていた
 からだ中の生きた血液は
 もうどこか 知らないところまで
 旅立って行ったのだろう
 二人を窓から見ている抜け殻の僕は
 誰かに思いっきり笑い飛ばしてほしかった
 そうして この電車の振動のなかで
 空気に溶けてしまいたかった
 僕は 目をつむった

21.僕は深い深い眠りについている
 何色かわからない眠りの世界の中にいた
 遠くで僕に語りかけてくる声がする
 そうか 僕を笑い飛ばしてくれる為に
 誰かやってきてくれたんだな
 
 あははは もう こんなところで寝ちゃって
 早く起きてよ 風邪ひいちゃうわよ!
 
 ん?……

 今度は朝刊を配るバイクの音がする
 
 もう びっくりするじゃない
 こんなところで

 えぇっ?!
 じゃ あれ 夢 夢なのか…

 僕はベンチからからだを起こすと 
 のぞきこんでいた笑顔の彼女の肩を抱き
 せきとめていたすべての想いをこめて
 キスした

 そして 留学の話が嘘だったって
 わかった時
 もう一度 
 果てしない
 深い深い
 さらに深い
 キスをした

 ふたりは こころの眠りから
 いま ようやく 醒めた
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絵本の感想 ☆HEART to HEART☆
あったかくって しゃれている
てのひらにのる かわいい絵本!
青春の縮図って感じの詩があふれている 
そしてそんな女の子のイラストが
純粋なきもちを届けてくれる

「時間」 なににもじゃまされない
     ふたりだけのおしゃべりの
     時間 一番ほしいんだよね
     笑顔がとってもすてき!

「旅」  ふしぎな気分
     自分探しの旅に
     こころおきなくいっておいでよって
     複雑な心境ながらも
     応援しているんだもの

「あめ」 つらいこと かなしいこと
     そんな冷たい雨が
     降り続く
     もうひらきなおって
     カラ元気をださなきゃって感じ!

「好きやで」はじめて ほんとうに
     ひとを好きになった心情が伝わる
     どんどんそっちに流れていく
     自分をどうにかしょうとしてもね
     ひとみの輝きが純粋だなぁ☆

「やさしさ」傷つけまいとする彼のやさしさと
     身を引くことを受け入れようとする
     やさしさが 切なさを際立てる

「STOP」すれ違いのおもい
     つめたい風が彼女の髪の毛を
     みだしてしまう
     なのに 彼女は風の来る方をまだ
     みつめている

「お願い」いままでじっと耐えて
     閉じこもっていた彼女
     受けとめてくれそうな気配に
     すこし甘えてみようかと
     思う気持ちが…

「ごめんね」ひとを愛するっていうのは
     ひとを愛する力を持っているって
     こと
     偶然おなじ時期に別のひとを
     好きになることだってある
     相手を理解してあげつつ
     自分をせめているのが
     つらいんだよね

「信じる」恋愛において
     いちばん大切な経験が
     ひとを心から信じるっていうこと
     なりゆきは別としても
     この経験は彼女をおとなに
     近づける

「本当の強さ」彼女は自信と勇気を見つけに
    旅に出ようとしている
    いまは不安とともに…
    でもきっといつか
    あかるい未来が見えてくるはずだって
    思うようになってきたはずだ
    彼女の未来をみつめる笑顔が
    そう語っている

この絵本は じつにいろんなことを
思い起こさせてくれる
じつにいろんなことを…
しかも 人生でいちばん濃い部分を
おしげもなく披露してくれている

ありがとう もういちど言わせてもらおう
ほんとうに どうもありがとう!

 Yu with Mar へ ☆★☆
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いよいよ ほんとに終盤!
うーーん
もう 味わうヒマも
いまは
ないっす
はやく 
ペース戻さなきゃ
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ふしぎな体験
バーチャルと
現実が
融合することって

星や お月さんが
笑ったよって言うのに等しい

でも 今日
それが 起こった

不思議さに
そう 不思議さに
おどろき
感動している

無から 有が 生じたみたいな
そういう
日常をはなれた
感動
ありがとう
そういう感動を
贈ってくれて
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いよいよですね!
そうです
今年もあとわずか
うーん
まぁ あとは
楽しんで
そう
楽しんじゃいましょう!
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静かに イブはすぎていく
窓辺の明かりは 次第に幕を閉じます

どうでしたか 今夜のイブは

あぁ そうでしたか

夢を見たような 真実を見たような

よかったですよね どちらにしても

こういう日が ひとつのきっかけになるなんて

おやすみなさい

もう少しゆっくりしてから

夢の小道へくりだしますよ
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おとなの詩集 「愛のせいくらべ」�U
17.どうしょう
  君のマフラー
  僕の部屋に残して帰った
  君の香りだけ残して
  もう許さないぞって
  心に決めたばっかりなのに
  どうしょう
  君のマフラー


18.いつのまにか
  夜の街を歩いてる
  何も考えつくことなく
  ただ 手に君のマフラーを入れた
  紙袋を持って
  ゆっくりと うつむき加減に…
  時間はずっと止まっている
  というか あのこと以前に戻している
  君の住む街は
  まだ起きているかな
  君の住む街は
  まだ明かりが綺麗に輝いているだろうか

  僕はぎゅっと紙袋のひもを
  握りしめた


19.君のわがままなずるさと
  僕のわがままなずるさとが
  背比べしている


20.僕はまだ夜の街を歩いていた
  その頃 君は僕の部屋のノブに
  手をのばそうかどうか
  ためらっていた
  僕はまだ君の街には到着していない
  
  君は僕の部屋のまえで
  携帯に手をやった
  
  二人には まだ運命の糸は
  つながっているんだろうか


21.僕はタクシーをひろった
  もう景色なんか目に入らない
  君の携帯の声がぐるぐる
  あたまの中をかけめぐる
  どうしてなんだ
  どうして忘れようとしていた僕を
  こんなに簡単に独占するんだ


22.君に告げる言葉を
  必死に探した
  車はそんなにも揺れていないのに
  心の中は大波をうけた小船のように
  おそろしいほど揺れる
  もう一度君に逢えるというときめきを
  何度もかき消そうとして

23.僕は何故か走っていた
  僕の部屋に向かって走っていた
  暗がりのなかで
  ちいさくぽつんと立っている君を見た
  
  今までのあれこれの言葉が吹っ飛んだ
  ぎゅっと抱きしめている
  もうこんな涙は
  流させないよ
  そうこころで叫んでいた


24.君のあるかぎりの情熱と
  僕のあるかぎりの情熱とが
  背比べしている



  
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おとなの詩集 「愛のせいくらべ」
1.地球征服をたくらむ
 宇宙人の作戦会議を
 キャッチ出来ました

 そうか でかしたぞ!
 それで 何て言ってるんだ?

 もう少し 放っておいたら
 自滅するって言ってます

 ………


2.恋愛ってね 相手への想いを通して
 自分のいろんな面が 見えてくるんだよね
 それは意外な情熱に対する感心だったり
 あまりにもろい面に対する嫌悪だったり


3.迷いは
 ひとつに決めないからやってくる
 次々に選択してゆくしかない
 後悔は ことわざに任せておいて


4.男がどうであったって
 女がどうであったって
 それはそれぞれなんだって聴く
 それはそうなんだけど
 男が未練がましいロマンチストで
 情けないくらい子供っぽいっていうことには
 まだゆずれない気がする


5.与えられすぎるお金と自由は
 自己コントロールを狂わせかねない
 だから ある程度の我慢のなかに
 自分の身を置く工夫も
 これまた必要なことなんだ 僕には


6.あれこれも 吸い込んでしまいそうな
 無言の大海
 なにもかも 吸い込んでしまいそうな
 無言の夜空
 そうして ひとことも打ち明けられない
 無言の自分のこころ


7.やさしさが ほしいの? 
 やさしさだけで いいの?
 それで 
 君のいうやさしさって
 どんなんだっけ?


8.また夢をみたの?
 いつのわたしだった?
 いまのわたし
 見えてる?


9.流れてゆく デジタルの信号
 命令してゆく
 流されてゆく 人々の運命
 命令されていく


10.どうってことはないよ
  君の去ってゆく足音なんか
  何もおもわないよ
  君の気ままな言葉なんて


11.もうハートのマークはいらない
  もうLOVEなんかの文字もいいよ
  なんど見たって
  ここに君が来ないんじゃ
  意味がないんだよ


12.あしたかぁ
  あしたがあるから
  また期待しちゃう
  もうこんなに何度も
  落ち込んじゃうのに
  またどこか期待しちゃう


13.ひとつだけ可憐に咲く草花
  わざわざ踏みつけるなよ
  どうせ見に行ったら
  うっかり踏んじゃったって言うんだろう


14.あたためてよ
  ん?何を
  もちろんあれだよ
  はぁ?タマゴ?
  ニワトリか 僕のこころだよ!
  まぁ 人間みたいなこと言って!!


15.そこには壁があって
  いばらがあって
  堀まである
  
  その向こうには愛があるんだ
  そう聴いたよ
  誰かが言ってたよ

  そこには高い高い壁があって
  いばらがけわしく立ちはだかっていて
  深い深い堀がある

  その向こうにはすごい愛があるんだ
  きっとそうなんだ
  皆が言っているよ

  その皆はどこで言っているんだ
  壁の向こうかい?


16.信じればいいの?
  そう
  ずっと信じればいいの?
  そうだよ ずっとだよ
  それでもし裏切られたら?
  それを考えることは
  信じることじゃないんだよ
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睡眠不足って感じ!
どうしても 不規則になるなぁ
どうしても あそびたいし
どうしても 食べたいし
どうしても 飲みたいし
どうしても 愛したいし  ん?
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酔ってまして BBSに日記書いちゃいました
お知らせですー!!
年々弱くなってきました
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おやすみなさい!
おそくなりました
でももう寝ますので
いい夢を!
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友情と恋愛のはざま
それぞれの意味合いが微妙に違う
友情は冷静を前提にしているし
恋愛は情熱を前提にしている
恋愛中のふたりが
情熱でやりとりする中で
友情をもって参入するとなると
冷静は次第に情熱を帯びるし
またそのように見えるもの
友情も恋愛もすごく大事なもので
同時にすぐに損なってしまうものでもある
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超大変な一日だったぁ
なんと遠方へ二度往復することに
命令とは言え はふぅーだよ
遅くに帰ってきてくつろごうとしたら
コンタクト外れず痛いってんで
家族を休日診療所へ
眼科は遠くに一箇所しかないんだよなぁ
もう深夜も深夜
やっと解決して おなかすいたって
いうことになり
いつも寄ってるカフェでケーキセット…
ふぅ〜
まぁそんなこんなで 二時頃帰宅ってことで
うやーーん
だれだぁ こんな一日にしたのはー!!
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おとなの雑言集 年末篇 5
26.夕焼けは見なかったなぁ
  表へ出たら夜色だった
  時間はさぁ
  もう過ぎてるんだよね
  でも来ないから出ちゃうんだ このカフェ
  で、前のお店で窓越しに君を待つんだ
  アクシュミ?
  遅れて来るほうがワルイんだよー!


27.愛のリミックス
  ちと違うんだなぁ 前とは
  余裕 そう 余裕なんだよ
  そのほうがいいだろう お互い
  なぬ!ボーイフレンドと歩いている?!
  ミックスし過ぎだよぉ おまえ!!


28.いつの間に こんな席を選んでんだぁ?
  いちばんすみっこの静かな
  目立たない場所って思ってたのに
  窓ガラスの向こうはこちらにむかって
  人並みがぶつかるようなところじゃないか
  おれはまるで動物園の珍獣か
  ふられ虫とちゃうぞー!
  悲劇のヒーローじゃ グチュン


29.ツリーよ 今晩は!
  ごくろうさま
  寒い夜風にゆらゆらキラキラと
  恋人たちのムードを高めてくれてるね
  今夜もたのみます!
  えっ 暑過ぎるって?!


30.サンタさーん
  恋人にふりかけたら
  優しくなってくれる
  そんな魔法の粉 贈ってねぇー
  ん?そんなのありゃかみさんにかけるって


31.トナカイの絵だ
  かっわいい
  コピーしてぇ
  ありゃ なんか足りなーい!
  トナーかい?


32.疲れたの? 
  そうみたい
  アイム ソーリー!


33.準備運動もせずに
  恋愛の波の中に飛び込んじゃった
  でも ちゃんと浮かんでる
  足なんかついてないけど
  バタバタしていると浮いているんだ
  

34.不景気だからね
  今年のクリスマスはさぁ
  二つのケーキだけ
  フケーキって
  ………


35.おいおい!
  急に帰るって言うなよ
  わかった ふたつとも君にあげるよ
  ……… プツッ!!
  
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おとなの雑言集 年末篇 4
15.ルミナリエ…
  神戸にいかなくても
  OBP(大阪城公園よこ)にも
  あるんだから…
  なーんて 近場主義!


16.一個のダウンライトに照らされた
  僕の広大な空間
  それって…


17.祈りの宮殿かぁ
  いちばん神様に遠そうだなぁ


18.鎖国中なの?
  君のこころ
  それとも 僕のこころ


19.熱が…
  ええっ 熱があるんですかぁ
  うーーん 熱がさめたぁ
  ………!


20.責任という言葉がある
  しかし これほど
  現実に表現できにくい
  しろものはない


21.要領というのがある
  生まれた時の条件で
  自然と身についてるものもあれば
  あこがれてつけているものもある


22.結婚というのは
  この世の中を去る時
  もっとも悲しんでくれる人を
  決めるというイベントでもある


23.出産というのは
  自分以外の人間の存在を
  もっとも知る
  過激なイベントである


24.子供というのは
  人生の時間を刻む
  生きた時計とも言える


25.いつものお店というのは いいものだ
  そこで何を注文しようか
  悩むことがない
  ただひたすら
  くつろぐことに専念できる
  君も早くそうなってくれないかなぁ
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おとなの雑言集 年末篇 3
8.浮気心のはじめっていうのは
 ほかの対象に気持ちを奪われるっていうより 今の相手への想いの延長線上にあるみたい
 その先は想いの真価がどちらにあるかで
 流れは決定づけられるように思える


9.独占欲が 愛情に邪魔だって
 気づくのは
 やはり ずっと後になってからだ


10.この異様な平和
  相当の犠牲のうえに
  成り立っているんだろうし
  自然とのつながりが
  余りに希薄な空間で
  維持されていることを
  思うとき
  ぞっとすることがある


11.時間の無駄遣いはしたくない
  でも 空間の無駄遣いはしてみたい


12.デジタルの感性と
  資本の論理は
  よく気が合う
  人間の心を置いてきぼりにしながら…
  貨幣はスムーズに 効率的に
  アメーバー運動する
  全く 無機的に


13.ひと言でいうと…
  ひと言でいうと?
  ふはぁ〜〜だ!この世は


14.混雑した電車の中で
  お年寄りは優先座席に必死に向かう
  キャンペーンもいいけど
  もともと なぜこんな時間帯に
  乗らなきゃならない事情を
  つくっているのか
  配慮、工夫を置いておいて
  道徳ばかり強調されても…
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おとなの雑言集 年末篇 2
1.風が吹いている
 透明に吹いている
 風はほんとうは音を出さない
 僕の耳や
 立ちはだかる木々が
 音をつくっている
 風が吹いている
 無言で吹いている


2.数々の喜びがありましたけど
 疲れちゃうと
 はっきり思い出せないんですよね
 気力がついていけない
 頭のなかのスクリーンが
 ゆらゆら揺れちゃっているんでしょうね


3.こっちの約束は
 大変なのに
 君の友だちとのお買い物は
 あっという間に決まるんだよね


4.ひとり残された君の部屋
 食事の準備はありがたいけど
 いつもカレーばっかり


5.カフェのいつもの席
 あいていると
 ホッとする
 こんなところにも
 日常性があるんだ


6.こころのコントロールって!
 最近ね そのボタンの接触わるそう


7.うーーん と うなってしまった
 周囲のひとは 何を考え込んでいるのかと
 思ったのだろうが
 前にもあったんだぁ 
 カフェでのいびき あは
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おとなの雑言集 年末篇 1
12月9日

1.休日にひとり 仕事先ですごす
 知らない公園で休憩する
 グランドではサッカーをしている
 車のまえで談笑している人達もいる
 ランニングしている人もいる
 知らない場所で
 僕はじっと流れるままに
 心を調整していた
 感動の部分をはずして
 仕事モードにしておいた


2.電話をいれる
 彼女がでる
 いつもの声といつもの雰囲気が伝わってくる
 自動的に二人のモードに切り替わる


3.待ち合わせのカフェで落ち着く
 窓ガラスの外はもうすっかり暗くなっている
 飲食街のネオンが元気だ
 あれこれの細かな気がかりはさておいて
 今はひとつの仕事をやり終えて
 ほっとしている
 一日という時間は
 なんてうまく設定されているんだろうと
 今更ながら感心する
 からだも心も いま椅子に
 どっしりともたれている


4.適度の運動がストレスを解消してくれるって
 よく聞く
 きのう踊った分すこしすっきりしてるのかな
 訪れるストレスと
 わざわざこしらえるストレス
 自分では分かっているんだけど
 どっちも余計なものなんだよなぁ


5.すすまない流れと
 すすんでいく流れと
 おなじ流れの中に
 どちらもが混沌として存在する
 そして そんな中に
 自分の居場所を見つけようとしている


6.しっかりと構成される
 夜のステージ
 毎日準備されている
 いちばん簡単なセットは
 日が沈むことですよね


7.経済の停滞、縮小のなかで
 人間はさまざまなストレスを感じ取っている
 宇宙が仮に膨張から収縮に転じた時も
 こんな気持ちになるんだろうか
 それとも銀河がストレス
 感じちゃうんだろうか
 突然逆回転したりなんかして
 洗濯機か!


 
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何気に 深夜
今しか 自由時間とれないもんで
しかたないっす
あすは むかしっからの友と飲むでやんす
そのあと 例のコースかな
相当寒くなるって言ってるから
注意しなくっちゃ
では!
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深夜のさんぽ
ぶらぶら
ふむふむ
そこかしこに いろんな人生があり
よく似た体験やひやっとした出来事が
綴られている
うーん
はぁー
なぬー
なんて いっぱい反応しちゃってるんです
冬になっても出掛けられるのが
ネット散歩!
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文句なしに 寒かったです!
マフラーと手袋で防寒しました
天気予報の言う通りにしました
冬って感じです
それもいいかって思うんですが
じっさい 困ってる人多いだろうなぁ
何もしてあげられなくって
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意外なものに
エイズに感染しにくくなるって!
サツマイモの葉と茎がいいんだって
身近な所に そういうのってあるんだね
もち 僕には関係ないことなんで
毎日食べる必要はありません
ん 今日の八百屋のチラシはっと…
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師走篇 3
18.やわらかな あかりの中で
   ようやく心をなごませる
   心の傷口はまだ滲んでいるけれど
   もう時計の言うとおり
   進まなきゃ
   親切な 時間
   誰にでも 流れてくれる時間
   徐々に今までの出来事を
   うすめてくれている


19.納得のカードをとりだして
   シャッフルして
   納得のカードを引き当てている


20.ふわぁっと
   ふわぁっとした
   羽毛のような 君の優しさの中で
   ごろん
   ごろんって
   転げまわってみたい


21.金魚は感づいた
   金魚鉢をじっと見つめているやつ
   おれの処遇を考えているな


22.あ〜ぁ
   溜息のスタンプカードでもないかなぁ


23.過ぎ去りし 幸福の日々
   好き去りし 降伏のヒビ


24.知らん顔の曲がり角
   曖昧な看板だらけ
   行方不明の目的


25.絶対四角いっていう君
   どう見ても譲れないよ
   シャボン玉


26.うるんだ君の瞳
   理由もわからず
   あせっている理解
   すべてわかってるって
   君は思ってるんだろうけど


27.名もない 草花
   平静に風に揺れ
   平静に踏まれ
   名もないまま
   枯れ果てていく


   
   
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師走篇 2
10.この街の夜に 空はなかった
   砂でつくられた この街のきらめきが
   余りに はかない平凡にみえる
   ここは ここだけであって
   全然すべてじゃない
   浮かれているカフェの自分に
   砂のナイフをつきつけている


11.干上がった やすものの理性が
   膨れ上がった 頑強な欲望を
   弱々しく にらんでる


12.勇気?
   うーん
   そういえば
   昔 どこかで見かけたような…


13.いくら考えても理由がない
   さかのぼって思い巡らしても理由がない
   どうみても ふてぶてしく
   結果が そこに居る


14.君をこんなにも愛していいんだろうか
   君をこんなにも求めていいんだろうか
   何かを見失いそうな
   自分がいるみたい
   そっと慰めてくれる安らぎを
   どこかで待っている


15.君をすでに空気にしてしまってる
   君をすでにあたりまえの
   風景にしてしまってる
   それですっかり安心してしまって
   今 知らないところで
   迷子になりかけている
   戻らなきゃ


16.悲しみなんて捨てちゃいたいけど
   捨て場所を探すのに気乗りしない
   悩みなんてすぐにでも
   壊しちゃいたいけど
   たたきわる道具を見つけるのがおっくう
   それで 結局
   ふとんの中で じっとしている


17.俺だけを見ろよ
   俺だけに話しかけてくれよ
   俺だけに微笑んでくれよ
   はっきり分かる愛がほしいんだよ俺は
   お茶目なしぐささえ
   俺をどきっとさせ
   不安のどん底に突き落とすんだから


   
   
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おとなの詩集  師走篇 1
1.あふれでる想い
  言えない想い
  なかなかの重い気分でございます


2.どうしょうもない
  また暴走するわがまま
  それと独善


3.気持ちの曲線と
  からだの曲線が
  溶け合わないでいる


4.無言のエゴと
  無意味の思考とが
  じっとそばにいる


5.甘えた悩み
  適度な沈黙
  自己嫌悪なのか
  わからないような 自嘲(じちょう)
  壊してしまいたい衝動


6.雑踏になぐさめられる
  乾ききった気持ち
  救いようのない
  抜け道のない 袋小路の自分
  何もかわらぬまま
  また 次の自分を探している


7.燃えようのない過ぎ去ったメモリー
  ロウソクの炎で
  パチパチと音をたてるけど
  少しも燃えてはいない
  何故という自分と
  ほっとしている自分が
  グラスに映っている


8.もうすでに結論は出ているのに
  どうなんだろうと首を傾げたがる私は
  もう すでに 
  結論の中に 身を置いている


9.考えて 考えて 考えて
  そこに あきらめと 無謀を混ぜてみる
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晴れてます
いい天気です
もう起きます
音楽ながして
落ち着いて
考えます
もうすこし
じっとしています
時間をこころの時間に合わせるまで
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あめでした
行きは 傘をもって出かけたのに
帰りは 早足で
判断力を許さないほどの
あわただしさ
これから深夜までやることが
っていうわけで
筆を じゃない 指をおきます
おきます それもおかしいな
指をひっこめます
カメかぼくは
どうかきゃいい?
そんなひまない
じゃ また明日は夜の街を徘徊しますので
土曜日にお目にかかりましょう!
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夜の 空気は 薄い!(笑
脳が 寝ている

僕は そっと これをやっているって感じ

目があついし しわしわしてきた

無理やりな 日記

無理やりな 思考

はふー 空気 ますますうすい

あぁー もう おしまーい!
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何気に 明治のFranを口にしている
駅前のお店で100円で売っていたもんで
なぜだか4種類すべて買っちゃいました
ミルクを飲みながら フーンって言って
食べています
いろんな製法が編みだされて
新鮮な食感で売り出しているんだろうなぁって
そういう努力の部分が感心させられる
僕は いま満腹状態
こういうぐうたらさが寒心させられる
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さまよいびと
さまよう
ぼうっとしながら
さまよう
どこにむかうでもなく
さまよう
単純なこころのなかを
さまよう
複雑に見てしまう世の中を
さまよう
今という時を 逃すために…
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自由なメモ �W
1.真っ赤な戦車
  あれ 迷彩色じゃないの
  いや 戦場が
  真っ赤に染まってるもんで…


2.もう そんな時間なの
  
  いや ちょっと今の太陽は
  いつもより速く回ってるんだ
  たまにはいいじゃん

  本当 そう思う?


3.反省の化粧
  どこが本当なのか
  鏡も もちろん本人も
  わからない


4.良心の模型
  なかなか完成しないし
  部品がすぐ落っこちる
  難しいんだねぇ
  いつの間にか 箱に入れて
  放置している


5.きのうの分まで
  今日思いっきり
  自由に遊ぼう!
  って思ったのに
  明日の為に
  残しておきなさいって


6.数え切れない足跡を
  残したり
  消したり
  数え切れない判断
  もう あきらめた


7.虹色にペイントされたミサイル
  子供たちは 歓声をあげる
  どう伝えるつもりなんだ?


8.二人三脚のカンガルー
  コケル…


9.もう! 携帯つながらない!
  ステルス機パイロットの彼


10.100の質問
  はい!
  では あなたは100歳ですか?
  あのねぇ…


11.2100年
  空はバラ色だった
  また 何かの気体が
  反応しあってるー


12.神はついに口を開いた
  しかし そのままだった
  唖然とされたのだ


13.シュガーを準備したブラックコーヒー
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自由なメモ �V
1.ひとを許してきた分
  自分を許して
  結構 勝手なことをしてきている
  どうなんだろうか
  自分が変わるしかないんだろうか
  ひとはよくそう言うけれど


2.モンマルトルの絵が
  ずっと白い壁に掛けられている
  何も言わず
  存在を主張せず
  ずっと そこにいる


3.なにも言わないと心に決めた
  目覚し時計
  起きてやらないと決めた
  何も知らない自分


4.冷静な闘牛
  時間まで
  闘牛を演じる


5.鶏は鳴かなかった
  わざわざ鳴かなくとも
  朝はやってくるから
  

6.当分 ここには来ないよ
  良心はそう言って
  立ち去った
  それから たしかに見かけない


7.ロバは走った
  まるで馬よりも速く
  ロバは捻挫した
  やっぱりって何人かが笑った
  今 ロバの代わりに
  重い荷物を背負っている


8.DNAは思いついた
  ようし 今度 ストレートパーマあてよう


9.夜を待った
  景色が消えるのを待った
  眠りを待った
  こんな気持ちが消えるのを待った
  朝がきた
  景色がもどり
  気持ちはそのままだった


10.そういうのってどういうの
  さぁどういうのかなぁ
 
  永遠につづく
  どうでもいいような会話
  そう
  それが平和の証
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自由なメモ �U
1.この階段は 海岸へと続いていた
  潮の香りが一面に漂っている
  船が港を出て行く
  また潮の香りがする
  そこで自分は思った
  ここでは僕はお客だなぁ
  こんなに違和感を感じているようじゃ
  ここに身を置くことはないだろうと


2.自分は
  何度嫌になっても
  自分なんだから
  ほんと
  自分って得しているなぁ


3.目を閉じた小鳥
  小枝にとまり
  じっと世の中のことを考える
  どうしょうもないな
  チュッと舌打ちすると
  広い大空へ飛び立った
  
  どうして人に翼がないんだろうか


4.白と黒の信号
  日中は白で
  夜は黒がひかる
  だれがどう認識して
  どう判断するんだろう


5.皆に消毒液を
  ふりかける
  どうだ わるい心は
  なくなるだろうと
  確信している
  なんでそんなことが
  まかり通るんだろう


6.綺麗なマニキュアをおしゃれした
  ザリガニの娘
  意中の彼を見つけて
  土をかき分けもぐってしまう


7.ゆるやかな草原
  そよそよと風が吹く
  ぽつんと白い雲
  小鳥のさえずり
  だれもいない牛舎
  ひとは風景をつくり
  ひとは風景をかえる


8.小さな氷の表面に
  生物は生存していた
  その溶けた水分を飲み水にしていた
  
  顕微鏡でのぞいていた研究者は
  その生物に気づき
  保存のために 凍結した


9.どうして ゆるやかに 
  育たないんだろう
  偏っていくのが
  個性なんだろうか


10.いったい 何を伝えてんだろうか
  全然違ったものを
  呆れ返るくらい…
  全然ダメなものを
  呆れ返るくらい…



  
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深夜発 自由なメモ
1.心の再起動
  そのために 出掛ける
  良心のフリーズ
  自己嫌悪の解凍


2.何かと アートを求めている
  理屈だけではないもの
  日常のデジタルな
  そういう感覚を
  消してしまいたい


3.なんで自分の中で
  すべてが整理できないんだろう
  誰かを頼って
  余計にややこしくなってきた


4.それぞれの道
  それが多すぎて
  迷うしかないみたい


5.大きなゴミ箱
  くちの広いゴミ箱
  蹴飛ばしている自分
  なんて思われてるんだろう ゴミ箱に


6.時間切れの自由時間
  いったいどこが自由なんだろう
  枠に閉じ込められた自由
  あぁ こんなのしか世の中にはないなぁ


7.有名な砂粒
  あのゴジラがはじめて上陸した海岸の砂
  すごい価値があるらしい
  いま公園の砂場に落とし 
  探している


8.すねた夕闇が
  なかなかここに訪れない
  ツリーに灯がともる時間なのに
  どこへ行ったんだ夕闇
  来てくれなきゃ困るのに
  
  夕闇はずっと昼寝していた


9.地球にセリフがあった
  月は無言の役だった
  星はキラキラとうしろで言うだけ
  
  はじまった
  まずは太陽から
  ジュン!
  そこで幕は閉じる
  アチッ!
  これが我が地球の唯一のセリフだった


10.これでも充分平凡な人生なんだろうなぁ
  全体からみれば
  ほんとにたいした事のない
  平平凡凡な人生なんだ
  それにしても 何なんだ
  この荒波の多い日々は
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