陸の孤島紀州
白浜に何とかランドという子供向けの施設が存在するらしい。松下電器が資本を投下してその近くに開発して失敗したと聞いていたが、それが子供向けに開発されたのだろうか。

老人向けの保養施設のようなものが全国に作られて、役立ってきたが、それは殆どが赤字で、無駄と称して次々に閉鎖か売却されてしまった。

税金を無駄遣いしたと片付けられてしまった。営利目的の事業は当然だが、福祉目的の場合に全てが黒字であるべきと決め付けるところに問題がある。

納税者に還元されるのが福祉であり、社会資本である筈である。一部のいや、日本中の官僚の天下り団体としての組織が無駄使い、予算の垂れ流しをしたことで、採算を重視するところから見直しが始まった。

ところが、今度は有効に今後も利用価値のあるものまでを取り壊し、売却し、廃止するという日本人独特の単純な脳みそ
で処理したのである。

何十億もの経費で作られた施設をただ同然の額で払い下げられたものもある。

そして、それが維持できず、維持費に負われて行き詰まっている。なんと無能な人間の集団なのだろうかとあきれてしまうのである。

我慢強さにかける国民なのだろうか。同じことを繰り返して
また、出直す。そのたびに国民の懐が痛むのである。