夏負け
気候の変化に付いて行けない病弱。最近の子供に多いと見た。ご馳走は食べるのだが、好き嫌いが多く、肉食が多くなったのは第二団塊の世代頃の年代からだろうか。
白いご飯がご馳走だったわれわれには考えられないことだが、野菜嫌いもこの世代ではないだろうか。
戦後の東京の食糧不足はひどく、我々田舎組みは野草を乾燥させて送った。学校の行事だった。アカザなどは今は雑草扱いだ。サツマイモの蔓、サトイモも同じだ。
以前から、チエン店のバイキング方式の若い人に人気の洋食店などで、サラダの食べ放題が流行している。
これは彼らも食べるのだが、栄養になるとすれば、バケツに一杯食べないと足りないのを彼らは知っているだろうか。
日本料理は野菜を上手に煮炊きして、中味の濃い栄養素となっている。
彼らはそれは嫌いである。そんな偏食が弱い子供を育てている。健康な肉体に健全な精神が宿る。従っても精神的にも非常にもろい人間が増えているのも事実である。