昨日は娘を眼科に連れて行った。
前の晩目を腫らして大騒ぎしたからだ。
新しい建物の医師を選ぶ娘。

何故と聞くと設備が新しいからだと言う。私はぼろでも名医でないと信頼できない。

彼女の希望の眼科は木曜日休みだった。私の信頼する老先生に見てもらう結果となる。

アレルギーの痒みに、こすりすぎると水ぶくれ現象が起こる。前日、枯葉剤を撒いた庭を掃除したことを言わなかった。

殺菌剤とアレルギー対応の薬を出してもらった。その間、風邪が治っていない家内が孫二人の面倒を見て、疲れ果て、午後には発熱。

38から9度へとあがった。孫娘は必死に氷を使って頭を冷やす。自分が過去に我々がしたと同じことをするのに驚いた。

夕方はピアノ教室。JRの駅まで送迎した。その間眠ってくれた3歳児は帰る寸前まで寝たようだ。

帰り着くと、すぐに、孫は母屋の家内の下へ行こうとした。「駄目です。ばあばは静かがいいんだから」「すぐ家へ入りなさい」と強い口調。

「いいから行きなさい。心配だからだね」と強引に娘をさえぎって、家内の下へ行かせた。

弟が起きてきて、お腹が空いたと病人におにぎりを作らせていた。

ひと時だったのか、薬と氷枕と氷嚢が良かったのか、熱が7度に下がった。

「良かった」と孫娘が安堵の声。真似て、弟が「ばあば、良かったね」これで家内は疲れが取れるのだ。

とうとう、娘は声を掛けることなく、自分の家から出てこなかった。

精一杯愛情こめて育てた時間が、一部分だったからか。実母の影響が強いのか。宗教なのか。結婚して急変したが、彼は親孝行の良い男だ。

父親は家内の甥で、我々の子供同様の男だったが、40才で急逝した。