プールの排水溝
テレビはどれも報じている。金網の止め具に問題ありと見ている向きが多かった。

私は最初から写真を見て、構造のお粗末さに驚いた。そんな危険なところを格子の柵だけでごまかそうとするところだ。内側の円形部分に何故、格子をつけていないか。

二人見張りを残して、上司に報告に行った。
これは嘘か、残った二人が間抜けだろう。

経験のない若者でも、吸い込み口の柵がなかったら、どうなるかくらいの想像はつくはずだ。

マニアルがなかった云々を問題にしているが、そんなものがないと何もできない大人に問題がある。

最後に第一の原因を発見した。下請けから、下請けの管理はどこにでもあることだ。

市町村合併の弊害がこの問題を、人の命を奪ったのだと私は断言したい。

長期に破損箇所を放置していたことだ。聞くと、元来、監督が市職員が必ず見回りに来ていた。合併後は二日に一度が三日に一度になった。

持ち場の量に対して、人員が足りないからだと言う。経済性優先は大切な社員を減らし、役人を減らす。合理化の元の手抜きではないか。

問題が起こらないのが不思議なのだ。愛社精神で長年努力してきた大切な社員の首を簡単に切る時代。

こんな世の中で、まともなことができる筈がない。55才で子会社に出向。収入は減っても年金の積足しと期間35年となると、支給額が大きくなると聞く。

このような場合は大会社のケース。厚生年金プラス企業年金と積んできた人たちのみが年金生活でも、ある程度のレベルを保持。

中年の就職は皆無。あればパート並み。企業競争時代から、ある程度の理解はできても、日本古来の終身雇用制度を壊したことに原因がある。

外国の物まねではない、日本のよさを再認識することが大切なときではないかと思う。