倦怠(けだい)なるままに
 バナー広告が嫌いだ。とりわけ消費者金融のそれが嫌いだ。年利20%以上の金利をとって金を貸すことは、うわべをソフトなイメージにしていたところで、実際はあくどい高利貸しと同じことだ。

 ゴルフツアーなどスポーツのスポンサーになったり、スポーツ新聞や週刊誌、テレビのコマーシャルで常にイメージアップを図ろうとしている。

 この不景気な時代に、消費者金融だけが年々最高益を更新していくというのは、国民が消費者金融をよく利用しているということだ。デフレの時代でも、超低金利の時代でも、消費者金融を利用する人々は年々増えている。

 ぼくは買い物のほとんどをカード決済する。ポケットにじゃり銭を入れるのが嫌いなのと、記帳によって家計簿代わりになるからだ。が、決して金利を取られるリボ払いなんかは使わず、一回払いオンリーだ。

 いまもこの上で「当日融資も可能です!」と清潔なイメージの女性が声をかけている。UFJのモビットが終わって、アコムさんの登場である。毎日こいつを見てキーを打っていると、そろそろガイアックスも潮時かなあと思うのである。