夏の終わり
 ぼくはからっっぽの闇のなかに、あえぎながら、きらきら輝いている。ぼくの心臓の音を聴き、通りの隔たりを越えて窓から射しこむ光を見つめる。夏がずっと終わらないことを願いながら。