思いつくままに、、、。

月はじめの蒸し暑い日に扇風機を出した。
汗ばみ気分まで悪くなりそうだったので扇風機を出して少しだけかけたのだが、、、それが大失敗！風邪をひいてしまった、それも鼻風邪、、、鼻水が止まらず、クシャミ、微熱、、、何年ぶりかの風邪ひき、、、。
いまだに治らず、医者にかかるつもりはない。
ただ農作業もやめられず、少しずつ畑に出ては草取りをしたり収穫したり、、、。
なかなか実家に戻れず。

この時期田舎は少しの雨と高い気温に雑草は瞬く間に伸びてしまう。
イノシシも刈った雑草の下を漁りまわる、揚句は畑の中まで掘り上げてしまう。
案の定、実家に戻ると、圃場にしている3枚の圃場はすべて掘り上げられ、ニンニクはどこに行ったか分からぬほどメチャクチャにやられてしまっていた。

そして実家2日目、起きてみると、、、水が止まっている。
山の奥の隧道から引いている水だが、途中何か所もパイプを繋いでいる、その継ぎ目が外されていた。
雨が降っていたがとにかく修復しておかなくては！と出かけてやってみたが、、、、水が流れてこない、どこがおかしいのか？どうして流れてこないのか、さっぱりわからず。
1日目はパイプを繋いで様子を見て、、、、。
2日目も大雨、、、されど水が流れなければとにかく修理しなければならず、、、。
雨具を着て完全武装で一人山に入る。
途中の水が流れてきているところまで行き、そこからまた1本ずつパイプのつなぎ目を確認しつつ戻ってみるが、、、思うようには水が流れてこない、またやり直しては流してみる、パイプの周りを片づけながら少しずつ少しずつ前進する。
1時間余りすると後輩が仕事から一時帰宅して山に入ってくる、二人でそれから2時間近く、、、何度も繰り返し行き来しながら、、、、何とかタンクに水が流れるようになった。
最悪の事態を想定して水が途切れたところからビニールパイプを引くように実家にあるすべてのパイプをかき集めて準備していた。
数10メートルの長さのホースを準備するのは容易ではなかったが、、、、。

雨具の中までぐしゃぐしゃになるほど濡れてしまい、空腹も重なりクタクタに疲れた。
水が流れなければ生活が成り立たない。
生前の父に家のこと、水回りのことなどしつこく聞いていたが漠とした返事しか得られず、、、そのまま逝ってしまったので誰にも聞けずじまいとなっていた。

生活用水が確保できない、害獣にはあちこち荒らされっぱなし、、、、一人の力ではもう限界かな？田舎を投げ出すしかないのか？

土砂降りの雨、山の中でいろんな思いが頭をめぐる。
2日間降りこまれた雨のなか、気持ちまで滅入ってしまい食事も思うように進まぬことも、、、。

田舎には上水道なんてない、各家々で引き水をしているのだが、、、その水の手入れをできるものもいなくなってきており、、、だからと他人に頼もうにも要領を得られず行き詰ってしまうことが出てくる。
mikiharbの気持ちを砕くかのような出来事が重なる。
何とか気持ちを奮い立たせてあと10年は頑張らなくちゃ！と思うのだが、、、。

日中でもイノシシが家の近くをうろつくようになった、空き家状態をわかったような動きをする。