ホビット庄
 散財してきた。ゴルフクラブのウッド(セイコー・S−YARD)二本と安野光雅の額入りの版画「スペイン広場」、バーバリー・ブラック・レェーベルのブラックジャケット、ニューヨーカーのカラーシャツ。そして、「ロード・オブ・ザ・リング」を観てきた。映画は前売り券で、その他の支払いはクレジットカードだから、いくら使ったのかよくはわからない。ほんのたまにこんなことがある。ストレスがたまりきったときだ。

 帰りの道中では息子の映画の解説をしてもらった。解説というよりは、自分に辻褄が合わないところ、初め居眠りしていたためストーリーがよくわからない部分を確かめていた。どうも最近のファンタジックな続編物は苦手だ。すぐに忘れてしまうのである。が、あんな映画に逐一理屈づけをしていてもはじまらない。楽しめるか楽しめないか、それだけのことだ。それにしても、なんでかしら、激闘シーンでは去年の年末のマトリックスとオーバーラップしてしまうのである。

 娘からメールが入っている。今日の週末ホビット庄へ行ってきたと。北半球と南半球、同時に同じところを見ていたとは奇遇である。