恥の文化
 つくづく思うことは、戦後日本人がいちばん失ったものは、慈しみの心と恥の文化だ。日本人は恥を恥とも思わなくなった。誇りと虚栄の区別すらつかない。嘆かわしいが、これもまた自らも含めた我々の世代の責任。