警官嫌い
 大してスピードを出していなかったつもりなのに、目の向こうに警察官が立って、横へ寄れという合図をしている。なんでだろう、あのポリが目に見えたとき、全然スピードは出していなかった。でも、まちがいない。このスタイルはスピード違反の検問である。よくわからないが、ネズミ捕りに引っかかったようだ。道路サイドに兵庫県警のパトカーが3台とまっている。

 スピードマシンが備えつけられていた場所は、200メートルほど後方だったようである。落ち葉マークをつけた軽四があんまり遅かったので、追い越すため右側車線へアクセルを踏んで出た。たまたまそこに計測器があったという実に不運な話。

 近年、全く悪質な交通違反をした覚えがない。交通違反をしないように、だいたい気をつけている。が、1年に1度くらいはかならず違反切符を切られる。みみっちいスピード違反が多く、たいてい減点1の、12.000円罰金のものだ。どうせ捕まるのなら、13年前の70キロオーバー、減点14、罰金10万円くらいのやつをやってやろうかとも思う。

 が、あのときはあとで任意出頭を求められた。罰金を払いに行く際も、凶悪犯がたむろしているような場所で小言をいわれ、一円も負けてくれず10万円きっちり徴収された。

 とにかく、昔から交通警察官は嫌いだ。危ない箇所には目もくれず、アブラウリながらがでもできる、ラクチンなところでばっかり弱いものいじめする。刑事は今のところ縁がないから嫌いじゃないが、交通警察官はいつまでも好きになれそうにない。