ウォーキングロード
毎日歩くウォーキングロード。

風が舞い、季節を肌に感じさせてくれる光景。

川面では鴨の群れが泳いでいる。

枯れたススキの穂が冬の訪れを告げている。

あそこは春になると菜の花が咲く場所だ。

山と空を眺め、風の歌を聴き、

足元に川の流れる声を聞く。

ここを歩いているとき言葉が浮かぶ。

忘れないように記憶にとどめようとする。

けど、言葉は家につくころ逃げてしまって

ぼくはいつも悔しい思いをする。

あの山の向こうにはなにがあるんだろう?