またひとつ
桜の花があっという間に散り、
ひとつの季節の終わりを告げる。
そしてそれはつぎの夏へと向かう
新緑の季節の到来を告げてもいる。

もうすぐ私はまた一つ齢を重ねる。
いつも陽春の季節に一本のろうそくがふえていく。
そして、その日はまた私たちの指輪物語の日でもある。