ボトムズ
 アメリカ探偵作家クラブ(MWA) 最優秀長編賞受賞作、ジョー・R・ランズデールの「ボトムズ」を読んでいる。早川書房のハードカバーだ。むろん初版本だが、作者が描いた恐怖の原風景がカバーとなっていて、興味をそそられて買ってしまった。

 まだ三分の一しか読んでいないが、今週中には読み終えることだろう。

 少々あらすじを書いてみる。

 暗い森に迷いこんだ11歳のハリーと妹は、夜の闇の中で何物とも知れぬ影に追いまわされる。ようやくたどり着いた河岸で二人が目にしたのは、全裸で、体じゅう切り裂かれ、イバラの蔓と有刺鉄線で木の幹にくくりつけられた、無残な黒人女性の死体だった。地域の治安を預かる二人の父親は、ただちに犯人捜査を開始する。だが、事件はこの一件だけではなかった。姿なき殺人鬼が、森を、そして小さな町を渉猟しているのか?森に潜むといわれる伝説の怪物が犯人だと確信したハリーは、密かに事件を調べる決心をするー――


 感想を乞うご期待である。