目ざめよ!
三井住友銀行からの帰り、
質素ななりをした中年の女性から手渡されたパンフレット。
「どうかお読みになってください」
その穏やかな声につい受けとってしまった二冊。
彼女はとても敬虔な信者のようだった。

『目ざめよ!』
平和を求める祈り テロを阻止できますか
『ものみの塔』
あらゆる悪事の 背後にいるのはだれか

家に帰ってよく見てみると
あの輸血問題で物議をかもした「エホバの王国」発だった。

それぞれの宗教のことはよくわからないので、
知らないものがとやかくと言及は避けるべきだと思っている。
ただ、キリスト教の亜流のようなものが多いことだけは事実だ。
何が真実で何が偽りなのか、
ぼくには自分の考えしかわからないし、
耳に入ることを鵜呑みにしようとはしない。
神とか悪魔とかは人類の永遠の謎であり、
それこそ神のみぞ知るである。

いつも思うこと、
それはそれぞれの主義主張に
何事にも都合よく聖書の言葉が使われている点にある。