大学箱根駅伝
箱根駅伝の歴史は古く,
第一回大会は大正九年,1920年のことである。
あの頃は現在に比べて大学の数も少なく
どれほどの規模のものであったのかは想像の域を出ない。

それから82年,太平洋戦争で中断されていた時期はあったろうが,
長い歴史のある大会である。

今年は今日の復路になってしまったが,
私は毎年二日の往路を見ている。
どこの大学を応援するでもなく彼らの走りだけを見ているのだが,
全国高校駅伝で都大路を激走したことのある
母校の隣の工業高校出身の選手を見るとやはり応援したくなる。

時々思うのだが,
箱根駅伝はどうして全国の大学に門戸を開かないのだろうかと。
そうすれは真の大学駅伝日本一を決めることができるのだし,
関東だけでなく日本中が注目してそれを見ることになると思うのだが。
きっともっとテレビの視聴率だって上がるだろうに。

ちょっとばかり関西人の僕にも意地らしきものがある。
関東関東と奢るなかれ。
もうすぐ出会う日刊スポーツ競馬デスクに
なんとかしろと言ってやろうと思っている。
近い将来彼が編集委員になるかもしれないのだから。

彼は今新幹線に乗っている。
二時過ぎに最寄の駅について
同窓会の時間まで郷里の町を散策するのだという。
今夜はうちに泊まっていく。

有馬記念では彼の予想した「マンハッタン」が勝った。
おかげで僕は一万円が八万円になった。
彼に立て替えてもらっていたので,
一万円謝礼を渡して六万円もらうことにする。

連複では有馬記念史上最高の大穴が出た。
馬連は「マンハッタン&ニューヨーク」 
去年は最後までテロの影響下にあったようだ。
文句を言うわけではないが,
そっちを教えてくれていたなら八十三万円儲かっていた。
タラレバの世界では誰でもが金持ちになることができる。

暇なもんで話がそれすぎた。
どうか近いうちに関西のわが母校K大にも
箱根を走ってもらいたいものである。