「ただこの空に」
ただこの空に
問うてみるのは
轟音にひき裂かれた
自由と尊厳の
行く先を
この空に
炸裂する爆音は
何の兆候なのだと
答え
返らずとも
問うてみる

ただこの空に下に
安寧と暮らす
一井の民として
訊ねてみる

編集 風便り : 日本の空を支配しているのは、亜米利加であると聞いたときに浮かんだ詩です
編集 流雲 : 生まれた時から、当然の様に存在する空に何を問いかけたのでしょう。