2001年09月の記事


「醜態」
醜態を演じた

のではなく

醜態は醜態のまま

自分の姿なのである
コメント (0)

「マインドコントロール」
西欧人の涙する姿は
映画のように絵になる

東洋人の泣き顔は
コメディーのように
滑稽だ

「人前で涙を見せるのは恥」だと
マインドコントロールされて育った
結果の偏見
コメント (0)

「農夫の死」
末期のベッドの上で
笑いながら死んでいった
農夫がいた

排泄もままならぬのに
毎日が
「絶好調!」と答え
「どちらの耳が聞こえないんでしたっけ」
という医者の質問に
「両方」と、とぼけてみせ
末期の症状の苦しみから逃れるために
打たれた注射の眠りから、目覚め
「わ、夢見だじゃ。
孫の車さ、のへでもらって、
ロサンゼルスさ 行ってきたおん」
うれしそうに語っていた、と

戦地へ出兵したことのある彼から
ただの一度も、
戦争の悲惨さを聞いたことはなかった。
彼は、大地を耕し、りんごの木と生活し、
死ぬ直前まで農夫だった
コメント (0)

「秋月」
レースのカーテン越しに
見る月は
やるせぬ想いをもてあます
乙女の恋に
似ています
コメント (0)

「沈黙」
質問に

答え切れない時もある

だから

答えの代わりに

花 一輪
コメント (0)

「ミスディレクション」
コトバの 裏側にある

真実を 見破れ

トリックは 彼女の唇にある
コメント (0)

「晴天」
運動会の空

この空が

世界中に広がれ
コメント (0)

「正体」
Webのどこを探しても

あたしの実体は

見つからないよ

あたしは ここにしか

存在しないもの
コメント (0)

「エリート」
宇宙めだか

発光めだか

小川の学校の卒業生

とうさん かあさんは
喜んで くれましたか
コメント (0)

「返信」
ありがとうのことば

いろいろあるけど
元気です

短いけれど
うれしくなる一枚
コメント (0)

「初心者」
わたしは

人間初心者です

ひとりの人間の

一生分はまだ生きていない
コメント (0)

「祈り」
できるならば
報復よりも
平和を

さもなくば
人類滅亡を
コメント (0)

「怖気づくなよ」
弱い犬ほど吼える

だけど、負けを認める事自体が
負けだとは限らない

いま、また前進さ

世の中 似たようなやつは
どこにでもいる
特にWebの中では
コメント (0)

「トラブルメーカー」
フリーズしたぐらいで
おたおた するんじゃねえ

金かけたシステムが
ちっとも動かないで
呆れられてる奴もいる

世の中 理屈どおりに行くとは
誰も保障はしてないぜ
コメント (0)

「リアルな愛」
あなたの水虫まで
愛してあげる

え?
水虫なんて ない?

あ、そ

(これって、詩かなあ。
なんて、近頃、自分で突っ込みいれてる。
だけど、やなせたかしさんが「詩とメルヘン」の
裏表紙で、遊んでいるのには驚いた。
人生、アソビが大事だよ)
コメント (0)

「検索エンジン」
余分なことまで
教えてくれる
おおきなお世話なやつ

知りたいのは
あなたのことだけ
コメント (0)

「時の渡り橋」
トン と踏み出す
片足の
重さは迷いの証なる

時忘れの旅路さえ
両手の荷物は捨てきれぬ

橋を渡り切ったなら
振りかえらざる
明日橋
コメント (0)

「元気なんだね?」
今は 仕事の帰り?
それとも途中?
あるいは これから?

そうでなければ
リラックスタイムかな

忘れてないよ
あなたの笑顔

いつでも
応援してるよ
あなたの人生

(保険会社のセールストークみたい?)
コメント (0)

「慟哭」
悪夢を見た
死霊に襲われる
苦い口づけ
痛恨と悲しみが
挿入される感覚
彼が
わたしを選んだ理由がわからない
誰でもよかったのかもしれない
あるいは
彼は私自身だったのかもしれない
恐怖よりも
彼と同化していく
自分の肉体に素直になっていた

(ホラー映画は苦手なんだけどなあ)
コメント (0)

「こみゅにけーしょん」
文章表現の
うまい とか へた とか
それだけの問題じゃない

どんなふうに
どんなコトバで
どんな気持ちで

それは 経験だけが
理解できる
大事な人から貰える
宝物
コメント (0)

「名残夏」
白き百日紅の花

雪降る夏を散らす

蒼天の白き雲は

名残の時を駆け上がる

白き馬
コメント (0)

「童貞」
♂プラス♀



交尾
なのだけど

そうなるまでには
紆余曲折いろんな方法が
あるんでしょ 男性諸氏?

(詩のパロディーってのはあんまりみたことないな。
替え歌ってのは、あるけれど)
コメント (0)