2007年07月の記事


068「ひかりの庭」
ひとつぶ蒔いて
芽が出て
花が咲いて
たくさんの実がなる
ひかりひとつぶ
あなたの手から
こぼれて
芽が出て
花が咲いて
実って
あなたの手に
ひかりがこぼれる
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067「陽光のシャワー」
腐敗を洗い流せ
悪徳を流せ
夏の光

闇を消し去れ
悪政を消せ
夏の光

嘘を溶かせ
欺瞞を剥ぎ取れ
光のシャワー
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066「ピアス」
朝日にきらめいて
風のピアス
葉先の朝露

風に揺らめいて
木の葉のピアス
ぶら下がった青虫

なくした片方
夜空のピアス
流れ星
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065「反復」
最初に戻ってくり返す
大好きだよとくり返す
昨日の最初と
今日の最初は
違うだろう

一年前の明日と
今年の明日も
きっと違うだろう

それでも
同じ言葉を繰り返す
昨日の言葉と
今日の言葉

最初に戻ってくり返す
大好きだよとくり返す
明日の言葉もきっと
同じだろう
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064「番狂わせ」
予定どおり
予測どおり
予報どおり
予知は確信

そんな人生
おもしろくない
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063「羽」
借り物の羽では飛べないのだと


こころの羽で飛べるのだよと


わかったような御託を並べて


飛んでみるのか 


羽も持っていないのに
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062「花火」
深呼吸して
打ちあがる
夜空に
エッチングして
落ちていく
跳んでいく
消えていく
色とりどり
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061「橋」
A地点とB地点を結ぶアーチは
空へ向かって背伸びをしているようで
がんばれと声をかけたくなる
四季の奏でる譜面の全休符
立ち止まれば
季節の歌声が届く
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060「箱」
1 を入れると 3 が出てくる
2 を入れると 4 が出てくる


1 を入れると 0.5 が出てくる
2 を入れると 1 が出てくる


4 を入れると 2 が出てくる
9 を入れると 3 が出てくる


悲しみをいれると涙が出てくる
喜びをいれると笑顔が出てくる
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059「バケツ」
ガシャリと置かれた
金属製
梅雨時の雨水を溜め込んで
鎮座する
晴れ間の太陽を映しこんで
乱反射
ボウフラの住処になると
夫がぶちまける
ガシャリと転がる
バケツは何も語らず
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058「残り少ない」
「お願いします」の絶叫と
ちらちら揺れる白の余韻
何をお願いされているのか
皆目見当もつかず
少子化問題
問題にしたところで
解決策は見当たらず
有権者数は尻すぼみ
いずれは「当てにしない」と
年金問題ご破算で願いあげます
ゆとり教育のなれのはて
単純計算できない政治家が
跋扈するこの世の存在時間
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057「ねずみ色」
我が心
空に映して
香を焚く
落ちる灰は
ねずみ色
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056「願わくば」
ひとすくいの水を
彼の地に届けたまえ

麦一粒を
彼の地に届けたまえ

あふれるばかりの恵を
彼の地に届けたまえ

誰か
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055「ぬばたまの夜」
曇天の夜
初雪の舞うごとく
蛍の火
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054「人形」
呼びかけても
答えはないのに
「抱いて」
「抱きしめて」
「ぎゅうっとして」
って言っているように
思えてしまうのは
わたしが
そうしてほしいからだろうか

バラバラになった手足
切られた髪の毛
落書きされた顔
「苦しいよ」
「悲しいよ」
「死んでしまいたいよ」
そう叫んでいるのは
あなたのこころなのだろうか
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053「偽物」
偽物の日常には
偽物のしあわせを
作り笑いと
嘘泣き

本物と見分けがつかないほどの
完璧な作業は職人技

騙されたふりをするのも
あるいは
偽物の価値
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052「24時間」
朝5時に目が覚めて
6時に朝ご飯の用意して
7時にみんなを起こして
8時にみんなを送り出して
9時に掃除して
10時に庭仕事
11時に本を読んで
12時にお昼を食べて
13時に針仕事
14時に部屋を片付けて
15時にお茶を飲んで
16時に買い物
17時に夕食の準備を
18時にお風呂を掃除して
19時に夕食
20時にテレビを見て
21時に後片付け
22時にお風呂に入り
23時にベッドの中
24時にはあなたの夢を見る
朝、起きるまで
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051「何度でも」
祈りつづける
何度でも
あなたの
しあわせを
祈りつづける
何度でも
わたしの
未来があることを
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050「友達」
手を離しても
繋がっている
そう信じたい
何があっても
忘れないでいる
そう
思っている
頼るわけじゃない
頼られるわけじゃない
頑張ってるよ
頑張れよ
そんな思いだけで
そこにいるだけで
それだけでいい
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049「扉」
閉めたら開ける
そんぐらい
自分でしなよ
鍵をかけたのも
自分だ
開け方忘れたら
ぶち壊すことぐらい
できるだろう
そんなに頑丈でもない

開けてくれる奴なんて
いるわけないじゃん
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048「天使」
あなたは幸せですか
と聞くので
しあわせです
と答えた
財産も地位もないのに
しあわせですか
と再び聞くので
それらがあれば
もっとしあわせになれるのですか
とたずねたら
天使は
それはひとそれぞれです
と答えた
では、それらをわたしに
あたえてくれるのか
と問うたら
わたしは神ではありません
と笑って消えた

何しにきたんだろう
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047「手遅れ」
後戻りできないほどに
深みにはまっている
24時間365日
忘れることができない
これ以上
先へ進んだら
失うだけで
死んでしまいそうに
なる
大切なものは
いつもそばにあるのに
失う不安をかかえて
悲しくなる
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