Five Hundred Miles
 今年になってからよく邦画を見ている。撮りおきビデオとレンタルビデオばかりだけど。かあちゃん、Love Letter 、乱、どら平太、Love Song、学校1〜4、大河の一滴、天国までの100マイルなど。

 15年ぶりほどに見た『乱』は、かなりの制作費を投じた黒澤明の大作だが、かつての記憶以上につまらなかった。監督としての彼の奢りが、ストーリーをさらにつまらないものにさせていた。『七人の侍』『天国と地獄』ほどの切れがない。

 で、昨日の『天国への100マイル』、あんまり好きな女優じゃないけど、大竹しのぶの役がよかった。学校3でもなかなかの名演技だった。ド迫力で言うと、『黒い家』のほうだけれど。あれはハヤシ・マスミ以上だった。

 彼女のはじまりは、五木寛之原作『青春の門』の主演、田中健の相手役に抜擢されたときだった。ともに新人だったが、江藤潤の相手役、竹下景子の『祭りの準備』に約半年先駆けてのことである。もちろんメジャーだったのは『青春の門』、ベストセラーの映画化に東宝が大々的にキャンペーン繰り広げた。僕には、全然きれいじゃないのに、なんで大竹しのぶが脱ぐことが話題騒然なのかわからなかった。

 竹下景子も新人のときに脱いでいる。小さな劇場でしかやらないマイナーな映画だったから、彼女の十代のときの濡れ場を知る人は少なかった。

 おっと、話がそれている。昨夜見た『天国への100マイル』、あの時任三郎と柄本明が歌った英語の歌、あれは100マイルじゃなく、「500マイル」だった。とても懐かしい調べ、フォークソング、僕がギターを弾きながらよく歌った歌だった。それを歌わせた八千草薫はとても素敵なかあちゃんだった。だから、あの映画は○。

 今夜、僕はギターを持っている。今からパソコンを離れて、しばしギターと戯れることにする。覚えている人があったら、知っている人があったらいっしょに歌ってほしい。以下の歌を・・・・・。

Five Hundred Miles

If you miss the train I'm on
You will knw that I am gone.
You can hear the whistle blow a hundred miles.
A hundred miles a hundred miles
A hundred miles a hundred miles
You can hear the whistle blow a hundred miles.

- Lord I'm one Lord I'm two
Lord I'm three Lord I'm four
Lord I'm five hundred miles away from home.
Away from home away from home
Away from home away from home
Lord I'm five hundred miles away from home.

- Not a shirt on my back
Not a penny to my name
Lord I can't go back home this-a-way.
This-a-way this-a-way
This-a-way this-a-way
Lord I can't go back home this-a-way.