宴のあと
世界一のスポーツ先進国であるアメリカにおいて
サッカ―人気が世界各国と比べて
かなり低いのはなぜかと考えてみる。

アメリカでプロスポーツとして成り立っているものを指折り数えてみる。
野球、バスケットボール、アメリカンフットボール、ゴルフ、ボクシングなど
破格のジビネスとしてのスポーツが存在している。

なぜこれほど世界中が盛りあがることのできるスポーツが、
その中に含まれないのだろうか?
理由はおそらく・・・・・、
サッカ―は数人のスーパースターの力だけではどうしようもないからだろう。
アメリカはスーパーマンを生んだ国である。
彼らはスーパー・スターの活躍での
揺るぎない勝利を望んでいる。

タレント揃いで優勝候補のアルゼンチン、フランス、ポルトガルが
よもやの予選敗退をしてしまった。
また、日本は決勝トーナメントへは進んだものの
力では劣らないトルコに時間が過ぎゆくまま零敗をした。
テレビでの岡田前監督の希望的解説は実に空しいものだった。
4年前、彼はフランスで一度も勝てなかった。
その理由がわかった気がした。

アメリカ人は、
現在ではマイケル・ジョーダン、ランディー・ジョンソン、タイガー・ウッズ
過去ではベーブ・ルース、ジャック・ニクラウス、モハメド・アリなどに代表されるように
個人のスーパープレイが勝敗の行方を大きく左右するスポーツを愛している。

アメリカはその歴史において、
常に世界一でなければならないのだろう。
その点、サッカ―は彼らの気質に合っていない。
勝つべくして勝ち、負けるべくして負ける
そんな競技を好んでいる。
偶発的な敗戦があることを好まない。

今日の日本の敗戦には
そんな心情がわからなくもない。
もし、ブラジルと対戦して完敗していたなら
こんなもやもやした気分にはならないだろうとも思う。

最後に韓国がんばれ!と言っておこう。