巨人の星
横になってWOWOWをつけてみたら、
懐かしの「巨人星」特集をやっていた。

ジャイアンツは好きじゃなかったけれど、
子供のころはよく見た番組だ。
根性物スポーツ漫画が流行った時代だった。

それを見ながら
子供心に不屈の闘魂などというものに憧れてもいた。
書道で「闘魂」という文字を書いて展示されたこともある。

だが、かなりの時代を経て今これを見ていると、
血の汗を流して不屈の闘志が実を結んでいく過程ではあるのだが・・・・・、
あまりにグロテスクに感じるのだ。

友情という名のもとに
何度も何度も男同士が涙し、
抱擁を繰り返している。

またライバルという名のもとに
戦い続けながらもその実
胸の内で涙し、抱きしめ合っている。

とてもじゃないが最後まで見てられない。
これは精神的ホモセクシャルの世界なのだ。