風が吹けば桶屋がもうかる
もうすぐ同時テロ多発事件より一ヶ月になる。

経済的不況の最中の事件であっただけに
市場経済は悪化の一途をたどっている。

政治的不安は消費者心理に悪影響を及ぼし、
物が売れなくなると経済は停滞を余儀なくされ、
企業の倒産やリストラで失業者は増大する。

そんななかでこの一ヶ月で株価が三倍になった企業がある。
7963の興研と7980の重松製作所だ。
いずれも防塵防毒マスクの企業で、
興研は防衛庁御用達の独占企業だ。

思い起こせば地下鉄サリン事件のときに注目された企業だった。
でも、あのときには束の間の上昇にしか過ぎなかった。

生物化学兵器テロの連想銘柄だ。
今度は自衛隊という強い味方がいる。
テロとの戦いはいつ終わるかもわからない。

テロが起これば防毒マスク屋がもうかる