訣別
いつかネットとは訣別をしなくてはと思っている。
ネットの世界は僕にとって想像の世界だったが、
想像の世界もまた現実の世界と同じように住みにくさがある。

知に働けばかどがたつ。
情にさおさせば流される。
意地を通せば窮屈だ。

こんな漱石の「草枕」の一節は現実だけのものと思っていた。

見えない世界もまた現実にはない面倒なことがある。
僕がワードと対峙できるようになったとき、
訣別の日はくるだろう・・・・・、
と思いながらこれを記す今宵。