「夜咲く花は」
宵待ち草に
ほの明るさを
ゆだねて下駄の
足音軽く

打ち上げ花火の大輪のように
少女の笑顔はあでやかに
浴衣の帯は蝶のように

漆黒に咲く火花は
真夏の夜の夢