アトランティスのこころ
 スティーブン・キングの世界には空想の窓がある。とびっきりの想像力を働かせてその窓を開けなければ、彼の世界に入り込むことはできない。スティーブン・キングは、単にエンターテイナーであるだけではなく、言葉の大魔王。まず、自分の空想の窓をあけて、それから彼の窓をたたく。窓をあけてもらうにはおまじないでも可能だが、それはやっぱり自分の想像力次第、おつむの調子が悪くて、想像力が欠如しているときは、何度も同じ行を行ったり来たりする。右往左往しながら、昨夜どうにか上巻を読み終えることができた。今夜は下巻、少々おつむの調子がよさそうだから。

 『ボビー、全力を尽くすんだぞ!』