「吹溜り」
どこか遠くへ
悲しみを捨てにいく

悲しみは
風に吹かれ
流れに乗り
波に打たれ
どこかに吹き溜まる

堆積した悲しみは
地層の中で
化石になってゆくのだ

再び掘り起こされるまで