002「悪魔」
ひとりプラットホームに立っているインドから来た鉄道マニアの視線。気になりつつ無視を決め込むと、入ってきた電車に乗り込む。窓の外を見ると、封筒から写真がこぼれて、誰かが必死でひろっている。手伝う通りすがりの人々。ついついおせち料理をつついている箸を連想。今年の正月はひとりで過ごした。たったひとりで

そう、ひとりきりで
枯れ果てた涙腺といっしょに

交わした契約は果たされたのよ
そう、静かに

編集 風便り : 占いで「インドから来た」「鉄道マニアの視線」「封筒から写真がこぼれて」「ついついおせち料理を」を使って、『仇討ち日記』を書けばよい、と言われました(笑
編集 流雲 : 不思議な文ですね、前編と後編合わせて考えると、不可思議な行動が悪魔の誘いでしょうか。
編集 風便り : 「日記占い」のお告げの言葉を使って書いてみました。なんか変(笑