「憂春」
新しき門出だというのに
うざったげな日差しは
春を忘れている
身のほど知らずな
自信過剰は
はた迷惑なほどに
世の中を茹だらせる
夢がかなうのは
いつも
自信ありげな奴ばかり
そんなふうに
すねてしまった
今日の陽気