「闇は常に隣りに」
茶碗を洗う側に
空を見上げる側に
すうっと
虚無感が忍び寄り
闇へといざなう
道はない
答えはない
先はない
闇を照らす
光はない
ただ
闇をいとおしむ
時間だけが日常の隙間に
存在する