「画像処理」
    銃弾に倒れた子の
    飢えて死す子の
    時間を止めてください

    ほんの一瞬でもいい
    目を閉じる間際に
    安らかな微笑を授けてください

    生まれてきた感動を
    知ることなく
    そのわずかばかりの時間を
    ただ 死ぬ事だけがあたりまえのように
    ファインダーで切り抜くことは
    生きていたことの証拠じゃない

    できるなら時間を止めて
    あの子らが
    生きていてよかったと思う
    一息を挟んでください