「雪便り」
雪国から祭りの便り
白き世界かな
懐かしき故郷かな
忘れえぬ思いこそ
新しき輝きに

北の国から
突風の便り
「ペンを執れ」と
再び書き出せと
いまだ躊躇するは
道標を雪の中に見失ったまま
私は故郷を捨ててきた