おとなの詩集 初冬篇 2
3.お店の前で足をとめる
  ハムスターがたかい円柱からジャンピング
  背中から落ちてなかなか起きれない
  おもわず苦笑
  でも すごい生命力
  人間じゃ そこで終わっちゃう


4.さわやかな 青空のしたを
  さっそうと 飛んで行く
  ミサイルよ
  その先に どんな運命をもたらすのか
  考えたこと あるのか


5.温室そだちの 平和、
  荒野の 危機感を
  理解することなく 
  冷徹に 非難する
  
  そして 自分の善人を確認する


6.自分を 誉める人 増える
  それは いいことでも あるけど
  自己嫌悪は 行き過ぎだし
  難しいなぁ
  自分の おさえ方


7.このギスギスした世の中
  余裕を持ちたい
  経済的安定が
  実は前提になる筈なんだけど
  それは少し今は期待できない
  にもかかわらず
  心に余裕が必要なのだ
  この時代を
  有意義に生きる為にも


8.こころも踊りたいなぁ
  ダンスで第二の空間を
  浮遊する
  魂を抜いて
  リズムとメロディーだけで
  からだを反応させて踊る
  ほとんど無重力状態
  その時点には
  こころもどこか浮遊してるんだろうなぁ