おとなの詩集 第19弾
1. いつか 君と結婚しよう

  その言葉のいつかが

  いつなのかだ

  遠い先であったり

  もうすぐだったり

  全然なかったり.....


2. 数え切れない 君との思い出

  数え切れない 君との会話

  数え切れる 好きだよといった日


3. 壊したくない あなたへの愛

  だから表には出さず ずっと仕舞っている

  そして 冷蔵庫に忘れたバターのように

  なにか変色して 乾燥してる


4. 遠い

  君は 実に遠いところにいる

  どうしょう

  好きで好きでたまらない時

  それは遠すぎる

  でも 忘れたいと思うときには

  ちょうど よい 距離なのかも


5. こんな地下街を

  人工的に流れる水でさえ

  こころを 和ませてくれることもある

  水には 違いないから

  そういう水自体にも

  逢えないあなたは........
 

6. 充分に選んだ言葉でさえ

  実際に使ってしまうと

  それほど気持ちを伝えてくれない

  だから 口から飛び出した言葉なんか

  もう 勢いだけだったってこともある


7. 夢は 勘違いの為にあるのか

  夢は 夜を呼ぶ為にあるのか

  夢は 今を慰める為にあるのか