日高沖・漣断層状と増毛沖方面の放射状雲、両震源48h内前兆!
◆◆7月20日、空知支庁・奈井江〜滝川より観測◆◆
 本日も朝から地震性の反応が空に見られ、日中ずーと高層系の雲が出現しっぱなしだった。
あまりに多方面・多震源の筋雲が出現したが、それらの一つ一つは大した気になるものではなかった。昼頃、天頂に東側もしくは東北東へと流れていく、羊系を平らに潰したような模様の雲の固まりが見られた。これは根室〜千島列島方面で、昨日の地震雲と同一震源かもしれない。
 夕方午後5時以降〜、全体の雲底高度が高く、霞はそうでもないが太陽の周囲が白く眩いほどに輝いている(地気の激しさを示すものと思う)。しだいに北西からの激しい反応が見られ、南東へと向かう異様な固まりの雲に目を引きつけられた。午後6時以降〜、その固まりは非常に細かく規則正しい長目の漣を打った。これほどの見事なものはそう記憶にない。更に時間の経過を追って、その固まりの底部が明確な断層状を形成。
 また、同じく北西からは巨大な放射状雲が確認できた。シャープさには欠けるが、これも昨日同様に空の半分を超えて放射の腕を延ばしていく。
 予測としては、見事な漣を打った南東へと向かう断層状は、そのまま南東の震源と判断。日高沖48h内、M4.5程度。北西に収束する巨大放射状雲は、増毛方面・周辺沖、48h内、M4.8程度。この雲の独特の形状、及び周囲に見られたレンズ雲や鉤状雲の総合的判断として深発地震ではないかと思う。以上、観測報告。


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