2000年03月の記事


サーモンピンクの空に彩雲!
2000 03/07 11:35

 空知支庁滝川市より観測。6日(月)日中の空は薄い絹層雲が覆い、至るところに筋雲が張っているのが見られた。ここ数日は夕焼けが続く日々で、この日はかなり強めのサーモンピンク<注1>に染まり、西日の太陽方向からは若干不規則な放射状<注2>の筋雲が流れてくるのが確認できた。この筋雲の放射状自体はさほどではなく、せいぜいM3程度と思われるが、とにかく西空の赤焼けの強さが印象的。そして午後5時ちょうど、太陽の右側に浮かぶ筋雲の一部と思われる小さめの雲が美しく虹色に輝くのを目撃。これが「彩雲」<注3>なんだ! と、確信の持てるものを今回初めて見ることができた。 
 このサーモンピンクの空と彩雲、48時間から数日以内にM6前後のでかい地震が発生しそうで心配。震源はそのまま西方、日本海か或いは外国でしょうか?

 <注1> 朝焼け・夕焼けは地震前兆であり、薄いピンク→サーモンピンク(紅鮭色)→ブラッドグロー(血の色の輝き)の順に地震の規模が大きいことを示し、ブラッドグローは震災クラス。M5を超える規模だと昼間も震源方位が赤く染まる。全方位の赤焼けはM6超級。発生は規模により48時間〜数日まで。
 <注2> 地震雲の代表的基本形態の一つ。まるで地平線から扇が開いているように幾筋もの雲が放射されている状態で、その放射の収束点方位が震源。この雲は震源より割と近い100km程度の距離で確認されることが多く、ほぼ48時間以内の直前前兆型。
 <注3> 雲が虹色に輝く前兆現象で椋平虹と同様に強い地震の特徴。まだよく解っていないが、両方とも地殻が崩壊してゆく過程で発生する帯電エアロゾルが大気中で太陽光線のスペクトルに偏光をもたらし虹色に輝くものと思われる。通常の虹が雨上がりに太陽の180度に出現するのに対し、彩雲・椋平虹は雨に関係なく太陽の周囲に出現する。規模はM5以上の場合が多く、色彩が赤いルビー色だと震災級。通常48時間以内の直前前兆だが、時折、数日から一週間の場合もあるようだ。尚、彩雲・椋平虹だけでは震源地の特定はできない。
コメント (1)