2002年06月の記事


ウラジオストク付近M6.8/560k もの大深度地震。 地震雲の撮影に成功!
06/29 02:21 43.7N 132.3E 560k M6.8 ウラジオストク付近
06/29 03:42 35.2N 137.7E 10k M2.9 愛知県東部


 29日未明(日本時間)、ウラジオストク付近でM6.8/560k もの大深度地震が発生。詳細は不明だが、これが当サイト24日更新の入手情報、“日本海北部での心配な解放地震”とはどうやらこのことなのか !?
 今回の地震は、同じ道内の観測者である栗山町のkawap氏が25日夕方、見事にこの前兆雲の撮影に成功。帯の指向方位ラインを、栗山町から見て釧路/根室−積丹半島〜北海道西沖方面ラインとし、「かなりの帯雲なので、中国中部方向まで注意」と述べていた。そしてシャープネスで長大な帯雲の全体を6枚もの画像で見事に撮影している。ほぼ東西の地平線から地平線へと達するこの規模がM6超級〜7クラスなので、皆んでしっかりと憶えよう。
 その他、岡山市の観測者/清須氏が22日に巨大な放射状雲を撮影、震源方位もほぼ正確に把握していた。また清須氏の掲示板に報告しているピンボケ氏撮影の画像も、たぶんにこのウラジオストクの前兆雲と思われる。このような空は典型的な大深発の宏観で、雲の波打つ模様の直角方位に震源が在る。
 実は、私もkawap氏と同一の地震雲を見てはいるのだが(06/26 10:43 更新)、それはピークをとうに過ぎて消滅する最中のものをみていた模様。結局、ハッキリとは判らなかった。結果的には、同じく北空にあったもう一本の帯雲へと注意が向けられることとなった。

 本日の会社帰宅の最中、午後8時過ぎ。北空に二分する断層形状が在って、下位に覗く空はドス黒く赤焼けていた。断層部位の指向ラインは、大凡95−275度。95度側は根室半島南東沖方面辺り。逆の275度方位は、ちょうど今回のウラジオストク方面にも近しい。ただ暗くて、測定精度は誤差が大きいかもしれない。ザッと印象としてはM5.2前後か、という感じだが、漠然とした判断しかできない。
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25日観測地震雲の結果地震? 震源方位の確認、地図の問題について
06/26 07:52 38.4N 140.7E 10k M2.2 宮城県南部
06/27 17:09 36.2N 140.0E 50k M3.4 茨城県南部
 ・・・下記データの全て日本時間・・・
06/25 23:55:42 55.85N 161.18E 91.9 4.3M B カムチャッカ半島
06/25 23:56:51 44.98N 147.31E 130.0 4.0M 択捉島付近 
06/27 14:50:33 6.99S 103.79E 10.0 6.6M A スマトラの南
06/27 16:16:10 13.31S 167.04E 187.5 6.1M A バヌアツ 


 25日深夜に択捉島付近でM4.0が発生している。発震場所から見ても、これが同日夕方に観測した62度方位、湧別町〜千島・ウルップ島北部方面ライン、の帯状地震雲の結果である可能性が高いと言えそうだ。しかしこの場合は推定規模を過大評価、大きく見誤ったこととなる。一応、もう少しの間、様子を見たい。

 これまで震源方位の確認に使用し続けてきた日本白地図だが、これは正角円錐図法によるもの。これでは直線でしか方位を提示できない地震雲観測にとっては実は不都合。方位誤差の問題から不満は承知だが、日本地図はコレばかりしか見つけられなかった。ところが本日、偶然にも、やっとメルカトル図法の日本地図を見つけることができた。何とそれは、PISCOサイト内で容易に入手できるものとは、これにはすっかり呆気に取られた。
 次回からは、早速このメルカトル図法の日本地図を用いて、震源方位のラインを確認したい。これでより国内の地震雲による震源方位は精度が得られ、結果地震についても特定しやすくなるものと思う。
 超遠方震源の確認に使う地図の問題については、昨年までの方位と場所によっては大きな誤認が生じるメルカトル図法の世界地図は完全に廃棄し、正距方位図法による世界地図で確認することにしている。このことで、過去の超遠方震源の結果地震の幾つかは誤認であったことが判り、改めて該当可能の地震を取り上げて、記録表を訂正した。過去には不明であった結果地震についても、今回これにより見つけることもできた。
 観測者の中にはそこまで精度に拘ることはないと考える人もいるようだが、例えば当地、ここ北海道中空知からの南南西といった場合(つまり漠然と、南南西〜南西の中間までから、南南西〜南の中間までの約±11度)、これは判りやすく極端な例だが、この東海地方を示す方位がどれだけの地理的範囲を含むことになるかということを考えると、その発生地震は余りに多過ぎてしまう結果となり、地震の特定も怪しいし、それは発生しても当たり前になってしまう。
 地震雲観測は、方位測定とその方位ラインの地図上確認こそが絶対の命。そうでなくても、M4級の地震など日本では幾らでも発生していて、偶然に過ぎないとの批判も当然。たがら指定方位がいい加減では、その批判すら払拭できず、全く話しにならないことになる。
 発生のタイムラグと震源までの距離の特定については、この観測を続けてデータが蓄積されることでハッキリとした傾向が見つけられる筈だと私は考えている。今、少しずつこれまでの結果記録から雲の種類と規模(M)による発生時間の傾向を調べている最中。

 新しい勤務先の仕事にもやっと慣れ、今月は小遣いも少しできた。そこで今評判?のトルマリンの腕輪を購入してみた(笑)。トルマリン鉱石(電気石)はマイナス・イオン不足の現代人にとって、直接に常時、マイナス・イオンを吸収できる夢のような物質らしい。
 検索サイトの解説によれば、トルマリンは永久電極を持つ鉱物で結晶+極とー極を持つ。太陽エネルギーに反応してマイナスイオンを発生する。遠赤外線を発生、水分に反応して微弱電流を放電する。ヒドロキシルイオンと呼ばれる界面活性物質を放出する、等々・・・。
 鉱石の放出するエネルギーの不思議な効能を信じる私、クリスタルにはこれは打ってつけのモノ。ハテ、どんな具合やら、今後の使用での変化が楽しみだわい。
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M5超の龍状帯雲を観測 北海道南西沖方面−千島・ウルップ島北部方面は注意。
2002 06/26 10:43

06/22 13:01 39.9N 143.1E 33k 4.4M B 岩手県沖(世界版)
06/24 07:23 36.2N 141.7E 50k M4.6 茨城県沖
06/25 01:22 34.3N 139.1E 浅い M3.0 新島・神津島近海
06/25 06:04 33.9N 135.6E 20k M2.5 和歌山県北部
06/25 07:51 34.1N 140.2E 70k M4.1 三宅島近海
06/25 09:02 34.2N 139.3E 10k M3.8 新島・神津島近海
06/25 12:59 43.2N 146.6E 33k 4.5M B 北海道東沖(世界版)
06/26 00:28 36.5N 141.0E 40k M4.1 茨城県沖
06/26 04:02 43.0N 144.1E 90k M4.2 北海道釧路支庁中南部
 ・・・下記データの全て日本時間・・・
06/25 02:04:51 46.19N 153.56E 33.0 4.3M B 千島列島 


 22日朝に気になる大深発のM5程度の宏観が層積雲に見られたが、詳細は不明。翌23日の朝にも深発的な地震雲があった。26日早朝に釧路支庁中南部でM4.2が発生。もしや19日に観測した地震雲の結果かと思ったが、詳細を確認したところ、観測では方位角134度の十勝・大樹町方面なので全くの別地震だった。
 25日は夜勤の通勤途中、滅多に見られないタイプの細長ーい帯状地震雲を目撃した。ややシャープネスな通常帯とこの細長い龍状タイプとの複合で出現している。ちょうど一年前の6月24日にも、細長く延び続ける奇妙な筋雲を見て、長さという原則を度外視してM4程度と見なしたところが、結果はなんとM6.0だったなんてことがあった。この反省から今回、あくまでも長さで判断、M5.7前後と見なした。ただ残念なことに、全貌が見えなかったことが難点だ。

◆◆6月25日(火)夕方、空知支庁・砂川市より観測◆◆
 
 午後7時半頃、細く連なる長大な龍状帯雲を観測。指向方位は東北東−西南西(方位角62−242度)、震源が62度側なら湧別町〜千島・ウルップ島北部方面。242度側なら寿都町〜北海道南西沖方面。長さの全貌が見えないほどで、推定規模はM5.7±0.5。M6超級も有り得るので注意が必要。規模から震源が超遠方の場合もあり、62度側なら〜カリフォルニア半島〜ペルー・リマ〜チリ北部方面。242度側なら〜大韓民国・全羅北道〜タイ・バンコク方面。
 ちょうど半影月食の満月トリガー中で、直前型の可能性も高いが、一応、一週間程度の発生期間をみたいところ。

※ 訂正! 
タイプミスがありましたので、訂正しました。
 ×誤 「長大な竜状帯雲」
     「242度側なら留寿都町〜」
 ○正 「長大な龍状帯雲」
     「242度側なら寿都町〜」
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イラン北西部でM6.5が発生、220人が犠牲となった。
06/20 22:18 33.0N 131.4E 120k M3.6 大分県西部
06/21 03:14 35.7N 137.1E 10k M2.9 岐阜県飛騨地方
06/21 04:27 35.4N 136.8E 10k M2.5 岐阜県美濃中西部
06/21 05:56 36.1N 140.1E 70k M3.7 茨城県南部
06/21 22:11 35.4N 140.4E 60k M3.7 千葉県東方沖
06/21 23:15 40.2N 142.6E 30k M4.7 岩手県沖
06/22 00:14 35.2N 135.7E 10k M2.8 京都府南部
06/22 03:30 34.3N 139.2E 浅い M2.4 新島・神津島近海
06/22 15:17 34.2N 135.7E 60k M3.4 奈良県地方
06/22 21:34 35.5N 141.2E 40k M4.1 千葉県東方沖
06/22 21:50 37.8N 142.1E 40k M4.4 福島県沖
06/23 00:22 39.8N 143.5E 浅い M4.7 三陸沖(岩手県の東)
06/23 14:43 40.5N 141.7E 80k M3.2 青森県東方沖
06/23 20:18 36.4N 138.0E 浅い M2.5 長野県中部
06/24 07:23 36.2N 141.7E 50k M4.6 茨城県沖
 ・・・下記データの全て日本時間・・・
06/21 09:05:44 4.49S 146.77E 33.0 6.0M A パプアニューギニア
06/22 11:58:20 35.63N 48.95E 10.0 6.5M A イラン北西部


 日本時間の22日昼頃、イラン北西部でM6.5が発生。報道によれば家屋5000棟が倒壊、25000人が家を失った。犠牲者は220人で負傷者は1500人以上の模様。
 全国的に地震が停滞する静けさ現象は大きな解放の予兆的パターン。国内のここ数日は活発な地震活動の日々が続いており、寧ろこの方が大型の懸念が少ないものと思える。ただ詳細は不明だが、日本海北部や関東域での解放を心配する話しもあり、東海アマの岩瀬氏も関東方面/相模湾周辺を要注意と指摘している。
 19日夜の月の光冠現象に対応する地震か、翌20日の朝に福島県沖M4.0や千葉県北東部M4.5/震度3。そして20日に出現した見事な月暈の翌日には、岩手県沖でM4.7が発生している。   
 25日の06:42ピーク時間が満月。今回は沖縄方面で半影月食となっており、すでに満月トリガーに突入している。この半影月食との関係、沖縄方面で発生する地震が特に気に掛かる。

 20日は以前より楽しみにしていたドイツ・ヒルデスハイム博物館蔵、古代エジプト展 〜永遠の美〜を見に、札幌開催/丸井今井へと出向いた。
 この古代エジプト展は、ドイツ・ヒルデスハイム博物館の逸品165点、日本初公開とのこと。こちとらすでに映画では「ハムナプトラ」や最新の「スコーピオン・キング」も見ていて、もうすっかり気分は古代エジプトにトラバーユ。
 展示物のどれも芸術性が高くて美しいことに驚かされた。私の記憶では、沢山あった小さなアミュレットの数々の中には、映画「エクソシスト」で悪魔の呪いがかかったモノをエジプトから持ち帰ったモノまで想起するようなのもあった。中でもペネジュの彩色木棺(第3中間期第22〜23王朝時代−前800年頃)の美しさは特筆モノ。つい棺の中に入ってみたくなる。最もインパクトが強かったのはナクトネブエフの石棺(末期王朝第30王朝時代−前350年頃)で、手をちょっと伸ばせば触ることができるのだが、それは呪いが怖くてとうとうできなかった(笑)。
 中にはユダヤ教や後のキリスト教、ゾロアスター教とも関連が伺われるものも見られた。もう一度、想いを馳せて今、「エジプトの死者の書」の関連本を開いたりしている。そうそう、13年位前に購入した女神イシスを描いたパピルス画からは、当初、部屋の波動を引き上げる張り詰めるようなパワーを感じたもの。鈍った現在の感覚では、もうワカラナイ。 

『【イランの地震、推定222人が死亡】 [アバジ(イラン) 23日 ロイター]
 イラン北部で22日朝、マグニチュード6.3の地震が発生し、推定222人が犠牲になった。
 死者数は一時、推定500人とされていたが、生存者の捜索活動とがれきの撤去作業が進むなか、赤新月社が下方修正した。』
(6月23日、イラン北部で22日朝、マグニチュード6.3の地震が発生し、推定222人が犠牲に。写真は、崩れた建物<2002年 ロイター/Reuters Television>)
http://www.excite.co.jp/News/searched_story/?nd=20020624081232nc=JAPAN-81302-1_story
―――――――[ロイター 6月24日8時12分 ]より

『【イランの地震、死者少なくとも500人に】 [チャングレ(イラン) 23日 ロイター]
 イラン北部で22日に発生したマグニチュード6.3の地震による犠牲者が、少なくとも500人に達した。
 地震発生時、男性の多くは農作業中で、犠牲者の多くは在宅していた女性や子ども、高齢者だという。
 赤新月社関係者によると、地震の影響で家屋5000棟が倒壊、2万5000人が家を失った。また、負傷者は少なくとも1500人に達した。
 国営イラン通信(IRNA)によると、事態をうけハタミ大統領は犠牲者に哀悼の意を表明するメッセージを発表。国と政府が全力で対応にあたるよう、ムサビラリ内相に命じた。』
http://www.excite.co.jp/News/searched_story/?nd=20020623101452nc=JAPAN-81259-1_story
―――――――[ロイター 6月23日10時14分 ]より転載
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過去、最高レベルの鮮明な日暈が出現!
06/19 12:51 36.3N 141.6E 33k 4.5M A 茨城県沖(世界版)
06/20 08:12 37.5N 141.7E 40k M4.0 福島県沖
06/20 08:34 35.7N 140.7E 60k M4.5 千葉県北東部/震度3
06/20 09:59 35.7N 140.8E 60k M3.7 千葉県北東部
 ・・・下記データの全て日本時間・・・
06/17 22:25:56 4.61S 105.33W 10.0 6.1M B 太平洋東部
06/19 08:09:48 50.13N 155.41E 125.7 4.8M A 千島列島北部 


 20日の午後、石狩支庁・当別町より目撃した見事で鮮明な日暈には、つい驚いてしまった。濃さ、色の鮮明度のインパクトは、これまでのものに比べて郡を抜いており、実に強烈だった。夕方は案の定、アッという間に雲が厚みを増して覆い、夜間に僅かな降雨をもたらした。
 もし日暈の輪の濃さと鮮明度に地震の大きさが比例しているならば、これは警戒しなければならない。前日の月の光冠現象と併せ、北海道近郊域、東北〜千島の48H内は要注意か。
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茨城県沖M5.2が発生。 十勝・大樹町方面震源?の断層状雲を観測
2002 06/19 23:43

06/19 18:16 36.3N 141.8E 20k M5.2 茨城県沖


◆◆6月19日(水)夕方、空知支庁・砂川〜滝川市より観測◆◆
 
 午後4時半過ぎ、砂川市から滝川市に向かう途中、形状崩れの断層状雲を確認。断層ラインは南東−北西(方位角134−314度)、当地より十勝・大樹町方面−増毛町方面。北西側は先端が目前にあったが、南東側が山に隠れていてこの断層状も全貌が確認できなかった。形状の印象からは震源が遠そうに見えるが、よく判らない。
 推定としてはM4.2以上で、場合によってはM5以上も有り得る。発生は一週間程度、一応、26日以内まで。


 野暮用で夕方から車で滝川市へと出向いた。途中、空知太の空知川沿いから断層状雲を観測撮影した。最初は大したモノではないと無視していたが、M5以上の場合も有り得るのでレポートした。
 明日は札幌市の古代エジプト展を見に行く予定。しかしその前にと、車をいつものスタンドに入れて燃料補給にオイル交換。店内で待っていたところ、ワイパーの劣化を指摘され交換を持ちかけられた。確かに気になっていたところだったので快く依頼したところ、なんと本体ごと交換。五千円近くの請求。うーん、ゴムだけ替えれば済むものを、コノ巫山戯るなぁと一喝。そうしたらなんと、ゴムは用意してないのだという。呆れてしまうが、こっちには冗談じゃないので取り止めた。帰りに車部品店で購入したところが案の定、1300円程度で済んだ。
 スタンドで待機中に携帯電話が鳴った。千葉の鹿嶋氏からだった。茨城沖にてM5.2が発生。今、TVでテロップが流れているところだという。直前には画面に走るノイズが顕著で、発生後も少々見られる。茨城沖のこのレベルの地震ではよくある現象とのことだった。
 帰宅途中の夜8時半頃、仰角の高い上空の月に光冠現象。北海道近郊、東北〜千島のどこかで、M4以上の有感地震が迫っているのかも。

 某地震雲サイトでは、14日の茨城県南部の地震ではエネルギーの解放は不十分という見解があったが、それを裏付けるかのように16日に茨城県沖M4.7、茨城県北部でM3.8、そして再び本日の地震があった。ただ不十分とは実際にどの位を意味するのか、一体どの程度の発生規模なのか。できればもっと具体的な予測を公開して欲しいと正直に思う。
 私がそのような不満をここに強く抱くのは、このサイトは毎度のこと、全国のほぼ全域を青丸・赤丸で囲むという意味不明の震源予測図を掲示し、その結果の地震の有無にも殆ど触れもしない。地震雲観測サイトでありながら、日々の観測レポートは殆ど非公開。予測の根拠を一切示さず、全国全域という理解不能な予測だけが公開されている。謎は深まるばかり・・・。これは、知りたければ本を買え、ということなのかなぁ。
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10日観測の地震雲結果、ソロモンでM6.7 ●●クリスタル流、地震雲考 !!●●
06/16 20:19 32.6N 130.8E 10k M2.4 熊本県熊本地方
06/16 21:40 24.1N 123.9E 20k M3.8 西表島付近
06/17 03:38 33.9N 135.6E 10k M2.6 和歌山県北部
06/17 15:31 41.9N 142.3E 60k M4.5 北海道南部の浦河沖
06/17 17:37 32.7N 129.9E 10k M3.6 長崎県南西部
06/18 14:10 35.3N 133.3E 20k M2.8 島根県東部
06/18 16:58 31.3N 131.8E 30k M4.5 宮崎県日向灘
06/19 04:51 34.7N 135.8E 10k M2.9 奈良県地方
 ・・・下記データの全て日本時間・・・
06/16 11:46:12 8.71N 83.87W 33.0 6.2M A コスタリカ 
06/18 06:26:23 12.56S 166.35E 33.0 6.7M A ソロモンのサンタクルーズ 
06/18 22:56:22 30.79S 70.96W 53.0 6.6M A チリとアルゼンチンの境


 18日、またまた当サイトはアクセス不能。サーバー障害にてデータの移行作業があったらしい。いい加減にしろ! サイト形式とアドレスの変更は極力避けたい方針だが、あまり気分が悪いと今後は利用を取り止めることも考える。

 サイト東海アマの16日19時更新情報、千葉の鹿嶋氏からの南方赤焼けレポート、及び岩瀬氏による東海沖〜小笠原〜南西諸島のM6前後との予測に該当する結果らしき地震、ソロモンのサンタクルーズにてM6.7が発生。また、この地震が私の10日観測の二分割状雲、M6も有り得るレベルの150度方面震源の結果だと思われる。尚、17日発生の浦河沖地震は観測方位からは20度程度ズレており、全くの別物と判断。4日観測の結果についてもフィリピンのM5.4を可能性に上げたい。
 半月トリガーも影響下を過ぎる頃だ。


●●クリスタル流、地震雲考 !!●●
 某掲示板で地震雲に関する興味深い意見があった。それについて私見を少しだけ述べたい。
 鍵田氏の残した名著「これが地震雲だ!」の内容全てには私も同意できないが、しかし、これが地震雲の驚異を世に知らしめた功績はとてつもなく大きい。よく読むとやはり随所に大切なヒントが散りばめられている。

 放射状雲の正体とは遠近間隔の問題であって、実態は真っ直ぐに走る平行な複数の筋雲に過ぎないという意見がある。しかし、そういう場合もあるのは理解するものの、やはり震源を中心に扇形状に広がる雲があるというのが私の考え。震源から放射状にエネルギーが拡散し、地震雲はそれに沿うように形成されるものと考える。よって震源に近ければ、その典型的な放射状雲が見られることとなるのであり、観測報告と結果地震も近地地震を示す宏観であることを裏付けている。
 実際、私は過去に一度、石狩湾上空に出現して拡大する見事な放射状雲を見ているが、その時は車を走らせて至近距離で湾の海上にその収束点があることをハッキリと確認。それは平行に走る筋雲が遠近感でただそう見えているだけ、などではないことを理解した。結果は後日、その収束点の海底下の無感地震として確認できた。放射状雲の判りやすい参考画像を紹介すると、このページの上側の画像が扇形に収束している雲、下側が遠近感で収束して見えているだけの平行する筋雲群である疑い。

 シーラスストリークは相関する場合も有るという意見については、まずは他の場合でもそうだが、結果地震の探し方の問題というのがあると思う。断層状は規模によってはM6超もザラであって、この場合は当然、相当の遠方震源にまで視野に入れる必要がある。結果地震を国内に限定していては見つけられるわけがない。自然現象たる地震雲に国内や海外などという自己認識がある筈なく、地震の規模によっては遠方震源、当然、外国となる。シーラスストリークという言葉自体が気象学であって、結果地震が見えなかったから気象現象だ、という意味合いがそこには在ることを意味している。しかし、実際には結果地震は発生している。
 私は地震雲は震源からの電磁波に拠るものと考えているので、海外の5000k離れた地震であろうと気流の流れなどの影響は受けない。

 ひまわり画像観測については、まず第一に地震雲が出現していた時間帯のひまわり画像でそれが確認できるかという問題がある。私のこれまでの経験では納得いく画像に出会ったことはあまり記憶にはない。ひまわりには映る雲と映らないタイプとがあり、ましてや地表から見る雲の様子と大気圏外上空から撮影した画像とでは同じ筈がない(容易にひまわりにも捉えられた地震雲というのもあるのは事実だが)。私は低層域の雲の様子と形態に特に注意を払っており、この場合ひまわりでは殆ど意味が無かった。それから、ひまわりに映った帯雲や断層状の震源方位は、衛星のカメラの撮影角度が若干斜めとなった画像により歪曲されることとなる。やはり地表からの目視の精度には適うべくもなく、参考程度に留まる。

 地震雲が地熱の影響で発生するという考えは私は全く取らない。これでは数千�q遠方にある震源の地熱を原因として、北海道の当地上空でその前兆雲が出現するなどとは到底考えられず、あまりに矛盾するからである。
 地熱を問題にするのならば、やはりそれは震源地域なのであって、これがひまわり画像の典型的現象たる「吹き飛ばし」として映るものだろう。私はひまわりに見る吹き飛ばし現象観察は地熱の影響の可能性は有り得るものと思うし、上空より監視して地域をピンポイントで予知できる素晴らしさは、予知分野の新しい未来を開くものだと評価している。ただ、これと地上目視の地震雲とは一緒には論じられない。
 地熱考において腐葉土の例を上げているが、肝心なのは地中ではなくて、地表と上空大気の温度の筈。風は暖かいところへと流れるという指摘だが、ならば風向が震源に一致するかという、ことはそう簡単ではないだろう。
 一番の問題は地熱で海洋震源の吹き飛ばし現象も説明できるかどうかにある。海水は暖まりにくくて冷め難いが、これが実際に、海底下の地殻の地熱でひまわりが違いを捉えるほどに海水温度が変化しているのかどうか、この点が大いに疑問。

 ひまわり観測の素晴らしさは否定しないが、だからといって地上の目視観測が不要になることはない。ひまわり観測はPCから随時画像を引き出せる環境がなければ無理。しかし、地震雲観測はピンポイント地域での予測までは無理があっても、誰がどこにいても目視で事前予知が可能なのであり、空が示すこの有益なサインを無視することはない。


■■6月4日(火)夕方観測の該当地震が発生 !!■■
▲02/06/14 11:11:36 7.58N 123.99E 33.0 5.4M A フィリピン(日本時間)
 『午後6時頃、上砂川町より見る西空に地震性疑いの宏観を確認。雲の断層部分が一部しか確認できず、しかも微妙に傾斜しているので方位の測定は非常に困難。ざっと方位角は210度前後だが、精度には確信は持てない。一応、和歌山県付近を筆頭に近畿地方の広範囲としたい。発生規模も把握困難だが、M5程度ある可能性も十分。ただ深発的な宏観ではある。もし超遠方地の場合はインドネシアのスラウェシ島方面。次の天象は大トリガーの疑いがあり、一応、14日以内まで。』
(2002 06/05 15:00 更新)
――結果考察――
 測定が難しかったが、結果的にはほぼ±0度のジャスト方位線上。発生規模は具体的予測は無理だったが、この程度の規模があって然り。

■■6月10日(月)夕方観測の該当地震が発生 !!■■
▲06/18 06:26:23 12.56S 166.35E 33.0 6.7M A ソロモンのサンタクルーズ(日本時間)
 『午後7時半頃、奈井江町より全空を覆う層雲の一部、西空のピンネシリに掛かる二分割的な断層状を確認。最近ではないほどの見事なもの。撮影画像は光度不足で露出が限界、ほぼ真っ暗だった。画像掲示を諦めるところだったが、補正に次ぐ補正で何とか形状だけは判るようにした。
 断層ラインの方位は南南東−北北西(方位角150−330度)、疑わしいのは襟裳岬方面の浦河沖震源。規模は相当大きくて、M5程度は確実に有ると思える。ただピンネシリの山並みが邪魔で全貌が確認できなかった。場合によってはM6も有り得る。推定規模が大きいことから、超遠方ということも十分。その場合、延長方位のフィジー、バヌアツ、ソロモン諸島方面。逆の場合は留萌市方面。ただ暗かったこともあり、測定精度は若干狂っているかも知れない。
 発生はこの新月/日食トリガーの直前型、14日以内までの疑いが濃厚。延びれば次の半月トリガー頃の場合もある。』
(2002 06/11 13:29 更新)
――結果考察――
 方位とM6も有り得るレベルからは超遠方地震源が更に濃厚と思われた。結果、該当震源は方位角2度程度の誤差で、周囲が暗かったことを思えばこの程度だと思う。発生規模は相当にデカかったが地震雲の全貌が見えていれば、もっとハッキリと知ることが可能だった。
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13日、北海道江別市から見た地震雲の結果、 翌日、茨城南部でM5.2/震度4
06/12 09:04 45.7N 142.5E 327k 4.3M B 北海道北沖(世界版)
06/12 09:33 34.2N 135.2E 10k M2.5 和歌山県北部
06/12 21:59 43.9N 146.0E 100k M4.6 国後島付近 
06/12 22:55 34.2N 139.3E 10k M3.3 新島・神津島近海
06/12 23:03 34.2N 139.3E 10k M2.5 新島・神津島近海
06/13 05:11 37.8N 143.3E 50k M4.4 福島県沖
06/13 21:54 37.0N 137.1E 10k M3.2 石川県能登半島の東沖
06/14 05:40 24.7N 122.0E 50k M5.4 台湾付近
06/14 11:42 36.2N 139.9E 50k M5.2 茨城県南部/震度4
06/14 18:56 36.2N 140.0E 50k M3.5 茨城県南部
06/14 20:53 36.2N 140.0E 50k M3.5 茨城県南部
06/14 22:34 34.0N 135.1E 10k M2.8 和歌山県紀伊水道
06/14 23:52 33.0N 131.1E 10k M3.0 熊本県阿蘇地方
06/15 01:28 37.3N 139.9E 10k M3.2 福島県会津地
06/15 05:47 28.3N 129.4E 30k M2.9 奄美大島近海方
06/15 07:44 26.5N 141.2E 浅い M4.2 父島近海
06/15 09:30 35.3N 133.7E 10k M2.7 岡山県北部
06/15 14:35 24.5N 123.8E 10k M3.3 石垣島近海
06/15 18:13 41.5N 142.1E 60k M4.0 青森県東方沖
06/15 19:25 39.1N 142.3E 50k M4.0 岩手県沖 
06/16 04:40 36.6N 141.3E 40k M4.7 茨城県沖
06/16 11:38 36.5N 140.6E 60k M3.8 茨城県北部
06/16 16:48 39.2N 141.9E 60k M3.6 岩手県沿岸南部
 ・・・下記データの全て日本時間・・・
06/13 10:27:18 47.76S 99.68E 10.0 6.5M B インド洋南東部
06/14 17:06:14 52.33N 157.26E 135.9 4.3M B カムチャッカ半島


▲06/14 11:42 36.2N 139.9E 50k M5.2 茨城県南部
[震度が観測された地域]
 震度4
  茨城県北部 茨城県南部 栃木県南部 埼玉県北部 千葉県北西部
[震度が観測された市町村]
 震度4
  水戸市 つくば市 茨城鹿嶋市 鉾田町 茎崎町 八郷町 関城町 石下町 猿島町 小山市 真岡市 南河内町 上河内町 栃木河内町 益子町 石橋町 野木町 岩舟町 葛生町 久喜市 成田市
――――――――HP[地震加速度情報の画像ページ]より転載

■■6月13日(木)夕方、石狩支庁・江別市より観測の該当地震が発生 !!■■
▲06/14 11:42 36.2N 139.9E 50k M5.2 茨城県南部/震度4
▲06/14 18:56 36.2N 140.0E 50k M3.5 茨城県南部
▲06/14 20:53 36.2N 140.0E 50k M3.5 茨城県南部
 
 午後6時頃、江別市内の幌向近郊から覗く西空が見事な二分割状の宏観。断層ラインは北−南(方位角10−190度)、10度側の震源ならばサハリン・ポロナイスク方面、逆の190度側ならば、千葉県館山市〜インドネシア・アルー諸島方面。推定規模はM5.2±0.5。発生は一週間程度か、次の半月トリガー中にはある可能性。尚、二分割状を形成する層雲の状態からは深発地震のようにも見える。でさほど揺れないかも知れない。
――結果考察――
 測定精度の誤差は1度程度という満足すべき結果。推定規模も断層部分のほぼ全貌が確認できたこともあり、ドンピシャ。層雲の印象からは深発的な印象を持ったが、結果はそうでもなかった。この程度が深さ50�qという目安にはなる。


 サーバーのメンテナンスにて13日〜16日まで再び長いことアクセス不能。上記14日の茨城県南部M5.2/震度4の前兆雲レポートは、当サイト上ではアクセス不可の為に更新できなかった。サイト「東海アマチュア無線」や「かもしれない掲示板」等へはちゃんと事前報告を上げていたので、別に後出しシャンケンではない。
 「かもしれない掲示板」では早速、まぐれ当たりで、しかもM5.2なんて赤ん坊の屁のよーなものどうでもいいのでは、などと皮肉られてしまった。自分でもこの程度でしか、という不満な予知の状況にあるところで皮肉られるとは、つい笑ってしまう。こちとらはいつものことで、マグレのつもりなどは更々にないし、もっと大きな地震、M6やM7超でもやることは全く同じでしかない。今、少しずつだが、私のこれまでの観測と結果の記録から傾向を分析中、コレが纏まれば、今よりも内容のいい予知になるものと信じている。

 各掲示板などには、相変わらず地震雲(らしき)を見たら地震があったと、ただそれだけで地震雲を賛美する投稿が見られる。それがどこの地震のことかと思えば、大抵は自分のいる地域かその付近の地震を指していることが多い。中には国内地震なら場所を問わないという人までもいる。
 驚くことに地震雲観測の歴史も、鍵田氏から始まってもうすでに何と約60年も経ている。鍵田氏創設の研究団体「日本地震雲研究会」においては、約百名もの全国の会員たちがごく当たり前のように、日々観測雲から震源/震央の方位をコンパスを用いて測定し、観測と結果の記録を取り続けている事実に対して、ネット上の各掲示板においてはこの地震雲の基本原則すら知られていないという悲惨な現状。これにはあまりにも隔たりがある。この原因の主な一つとしては、彼ら地震雲研のメンバーがネット活動には殆ど参入していないことが上げられる。別派のある著名な地震雲研究家などは、彼らをマニアックな集団と評しているが、別に奇異なことをしているわけでも難しいことをしているわけでも何でもない。地震雲は震源の方位を雲から読み取り、コンパスにて測定しないことには、何にもならないからだ。
 地震雲を見たらたまたま地震で揺れたとか、どこの地震でも何でも結びつけたり等・・・、もういい加減、こういうのは終わりにすべきだろう。そうでなけば地震雲など馬鹿にされこそすれ、何時までも決してまともな研究対象とは見なされないだろう。

 私は今のところ、地震雲はピエゾ電荷の電磁波との密接な因果関係を疑っている。ただ電磁波で地震雲が発生するのではなくて、自然な状態でも浮遊している筈の帯電エアロゾルを含む通常の雲粒が震源の電磁波の磁場に沿って整列する現象だと捕らえている。しかし現状の私の知識と理解では、これ以上のことは何も判らないし、これを確認する術も持たない。中には、もっと他に地震雲の成因過程を求めるべきとする向きもあるが(地震雲を肯定的に見て)、私にできることはまず、地震雲と発生地震の結果、その否定できない相関性を示すことにある。
 地震雲を見たら揺れたとか、どこの地震でもコレだ、などというものではなくて、観測方位から数度の精度で震源を求め、その結果を示すこと。当然ながら、発生規模と発生時期の推定もそれなりのレベルに達したいという目標。すでに発生規模についてはかなりの手応えは得ているから、後は発生までのタイムラグを求めることに課題がある。
 これらの予測を全て事前に公開、結果と併せて記録に残すことが当サイトの目指すところ。このようにして全てを余すところなく公開、事前予知に挑戦された先駆者たる岩瀬氏に続いて、この素晴らしき地震雲の存在を証明することに貢献したい。

 東海アマサイトの情報では、東海沖〜小笠原〜南西諸島のM6前後の疑いがあるとのこと。月齢トリガーは18日、09:29ピーク時間が上弦半月。
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見事な二分割的断層状、浦河沖震源のM5超?
2002 06/11 13:29

06/05 12:35 34.7N 139.3E 浅い M3.5 伊豆大島近海
06/05 13:30 34.7N 139.3E 10k M2.9 伊豆大島近海
06/05 18:25 34.7N 139.3E 浅い M3.7 伊豆大島近海
06/05 18:50 34.7N 139.3E 浅い M2.7 伊豆大島近海
06/05 19:32 34.7N 139.3E 10k M3.8 伊豆大島近海
06/05 19:40 34.8N 139.3E 浅い M3.1 伊豆大島近海
06/05 19:57 28.4N 129.3E 30k M3.2 奄美大島近海
06/05 20:04 34.8N 139.3E 浅い M2.7 伊豆大島近海
06/05 21:50 34.8N 139.3E 10k M2.8 伊豆大島近海
06/06 01:00 34.7N 139.3E 浅い M2.7 伊豆大島近海
06/06 01:24 27.0N 142.0E 40k M3.9 父島近海
06/06 07:55 26.8N 141.8E 120k M4.0 父島近海
06/07 00:40 24.9N 125.4E 50k M4.0 宮古島近海
06/07 18:52 33.7N 135.1E 50k M3.0 和歌山県紀伊水道
06/08 03:29 35.0N 137.5E 40k M3.3 愛知県東部
06/08 15:52 35.3N 136.9E 10k M2.8 愛知県西部
06/08 18:37 24.5N 123.8E 10k M3.4 石垣島近海 
06/10 08:00 40.2N 142.5E 30k M4.3 岩手県沖
06/10 20:20 35.1N 133.2E 10k M2.9 鳥取県西部
06/10 23:26 34.2N 139.1E 10k M3.2 新島・神津島近海
06/11 01:28 42.8N 145.1E 50k M4.3 北海道南東の釧路沖
 ・・・下記データの全て日本時間・・・
06/07 08:53:51 0.88S 148.20E 33.0 6.3M A パプアニューギニア北部
06/10 06:41:03 59.41N 160.46E 33.0 4.5M A カムチャッカ半島 
06/11 07:48:36 11.06N 140.73E 33.0 6.1M A カロリン諸島西部 


▲06/05 19:32 34.7N 139.3E 10k M3.8 伊豆大島近海
[震度が観測された地域]
 震度4
  伊豆大島
[震度が観測された市町村]
 震度4
  伊豆大島町
――――――― HP[地震加速度情報の検索結果ページ]より転載(訂正)

 11日の部分日食(太平洋上では金環日食)を過ぎ、これから特に日食通過線上及びその延長付近一帯、インドネシア、フィリピン、メキシコなどでの大地震には要注意と思われる。早速、カロリン諸島西部でM6.1だが、今後の発生状況が気になるところ。国内も関東方面でM6程度の発生を疑う情報もあるので、注意して欲しい。
 10日は久しぶりに見事な二分割状的な形態を目撃。通勤途中にて慌ただしく、じっくりと観察して測定できなかったのが悔やまれる。全空を覆う雲と時間帯から暗くて測定も困難だった。ちょうど新月/日食トリガーにて、このまま間もなく発生するかも知れない。

 一年振りの交代夜勤と毎日の残業は結構、体に堪える。ただ休日は規則的で日数も多くて、それが助かる。その間に出現してくれれば観測も十分。私の友人が6日に2度もS字状雲を目撃、今回はVTRにも収めたらしい。できればこの休日に拝見するつもり。

◆◆6月10日(月)夕方、空知支庁・奈井江より観測◆◆
 
 午後7時半頃、奈井江町より全空を覆う層雲の一部、西空のピンネシリに掛かる二分割的な断層状を確認。最近ではないほどの見事なもの。撮影画像は光度不足で露出が限界、ほぼ真っ暗だった。画像掲示を諦めるところだったが、補正に次ぐ補正で何とか形状だけは判るようにした。
 断層ラインの方位は南南東−北北西(方位角150−330度)、疑わしいのは襟裳岬方面の浦河沖震源。規模は相当大きくて、M5程度は確実に有ると思える。ただピンネシリの山並みが邪魔で全貌が確認できなかった。場合によってはM6も有り得る。推定規模が大きいことから、超遠方ということも十分。その場合、延長方位のフィジー、バヌアツ、ソロモン諸島方面。逆の場合は留萌市方面。ただ暗かったこともあり、測定精度は若干狂っているかも知れない。
 発生はこの新月/日食トリガーの直前型、14日以内までの疑いが濃厚。延びれば次の半月トリガー頃の場合もある。
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小笠原〜フィリピン方面の大地震に注意 近畿方面を疑う地震雲
05/30 22:16 29.7N 142.0E 33k 4.1M B 伊豆諸島南東部(世界版)
06/01 07:39 43.1N 145.6E 50k M3.9 北海道根室半島南東沖
06/01 11:52 35.8N 140.1E 70k M3.7 千葉県北西部
06/01 18:37 34.1N 139.5E 10k M2.4 三宅島近海
06/02 05:15 45.5N 147.4E 33k 4.6M B 択捉島の北(世界版)
06/02 06:07 43.3N 148.0E 33k 4.9M B 北海道東沖(世界版)
06/02 14:47 34.3N 139.2E 10k M2.7 新島・神津島近海
06/02 15:11 34.1N 139.5E 浅い M2.2 三宅島近海
06/03 07:13 40.1N 141.1E 10k M2.7 岩手県内陸北部
06/03 14:29 39.6N 142.1E 50k M3.5 岩手県沖
06/03 18:16 27.7N 139.9E 490k M6.0 鳥島近海
06/03 22:27 35.4N 133.3E 10k M2.7 島根県東部
06/03 23:49 39.1N 140.8E 10k M3.5 岩手県内陸南部
06/04 19:12 45.0N 142.0E 250k 4.3M A 北海道北部(世界版)
06/04 23:46 43.6N 141.7E 10k M3.1 北海道中西部の空知支庁中部
06/05 02:21 25.1N 125.2E 30k M5.3 宮古島近海


◆◆6月4日(火)夕方、空知支庁・上砂川より観測◆◆
 
 午後6時頃、上砂川町より見る西空に地震性疑いの宏観を確認。雲の断層部分が一部しか確認できず、しかも微妙に傾斜しているので方位の測定は非常に困難。ざっと方位角は210度前後だが、精度には確信は持てない。一応、和歌山県付近を筆頭に近畿地方の広範囲としたい。発生規模も把握困難だが、M5程度ある可能性も十分。ただ深発的な宏観ではある。もし超遠方地の場合はインドネシアのスラウェシ島方面。次の天象は大トリガーの疑いがあり、一応、14日以内まで。


 昨日の深夜、空知支庁中部でM3.1が発生している。震源は我が町の比較的近く十津川町の吉野辺り、つまり増毛山地東縁断層帯(前長47�qB級)がもたらした地震で、実に不気味といえる。
 この断層帯においては86年に沼田町震源の極浅M5.3、95年には新十津川町西部山地の深さ14�qを震源とするM5.7の地震が発生。「後者は,北海道西部の広い範囲で有感となり,軽傷4名,住家の一部破損46棟,墓石変動,道路の亀裂・崩壊,橋梁や用水路の破壊,盛土の亀裂などの被害が発生した(田近・広田,1995).」――――HP[H9 北海道:増毛山地東縁断層帯2]
 今後もこの断層帯は、和断層の単独で最大M6.5〜全体の場合にはM7.6が推測されていて要注意だ。

 5日更新、東海アマの岩瀬氏から警戒宣言。小笠原〜フィリピンのM7級48時間前兆、宮古・台湾周辺でのM8前後の可能性もあるとのこと。
 鳥島近海M6.0の大深度、宮古島近海のM5.3などが発生したが、3日の下弦半月トリガー(4日は月の距離が最遠)影響も過ぎる頃。次は11日06:42ピーク時間の部分日食(食の最大07時41分、太平洋上では金環日食)で、大トリガー。特に日食通過線上及び延長付近一帯、インドネシア、フィリピン、メキシコなどでの大地震には要注意だ。
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