2002年07月の記事


西日本は地震に要注意か !? 気圧(気象)と地震の関係について
07/24 22:56 38.0N 140.0E 10k M3.1 山形県南部の置賜地方
07/25 14:32 33.9N 135.6E 10k M2.8 和歌山県北部
07/25 17:35 37.0N 141.1E 90k M4.0 福島県沖
07/25 21:31 43.6N 147.5E 10k M5.7 北海道東方沖/震度3
07/26 04:12 31.9N 131.8E 30k M3.7 宮崎県日向灘
07/27 01:52 30.3N 130.7E 20k M2.9 種子島近海
07/27 08:46 35.4N 133.3E 10k M2.4 島根県東部
07/27 13:24 34.2N 139.2E 10k M3.3 新島・神津島近海
07/27 14:25 34.3N 139.2E 浅い M2.8 新島・神津島近海
07/27 17:59 36.5N 140.5E 50k M4.2 茨城県北部
 ・・・下記データの全て日本時間・・・
07/24 09:12:06 52.87N 153.73E 466.5 4.1M B カムチャッカ半島の西
07/24 10:15:14 51.06N 158.29E 52.6 4.6M A カムチャッカ半島 
07/25 06:52:55 54.93N 162.64E 62.6 4.4M B カムチャッカ半島 


 PISCOより、今回の大気イオン濃度異常についての現状報告が発表された。PISCOによれば、大気中の浮遊粒子状物質の量、及び気象的条件等にも特に問題はなく、またレナード効果の影響とも考えられないとのこと。つまり、より地震性の疑いが高いデータ?ということになる。
 岩瀬氏によれば、27日の異常夕焼けと地震雲からは西日本、特に鳥取〜山口の日本海側にM6超の震災級解放が迫っている疑いが非常に強いという。東日本側、東関東〜北海道M6〜7プラスの予測も出ている。岩瀬氏観測の夕焼けの様子は不明だが、PISCOに寄せられている投稿からは、確かになるほどと納得するものがあった(参考画像:奈良県桜井市/愛媛県松山市)。
 この岩瀬氏の予測される震源がPISCOのイオン異常の原因かはまだ分からないが、極めて深刻なものである可能性もある。私としてもこちら北海道空知の上空に、西日本の遠地地震を示す震災級地震雲が出現していないかどうか、特に意識的に注意を払いたいと思っている。
 次の月齢トリガーは、8月1日(19:22ピーク時間)下弦半月。前30日が月の距離が最遠で相乗トリガーの疑い。

 26日は日中、終始、西南西−東北東ラインの気になる筋雲群が見られた。ひまわり画像で、ちょうど朝鮮半島へと至る大規模な雲の流れがあるのを確認した。当サイト掲示板、15日投稿わんど氏からの情報とも合わせて、一応、脳裏に記憶しておきたいところ。台風9号も26日筋雲群の端、朝鮮半島中国間の黄海、チンタオ方面で消滅した。


●●気圧変動と地震 !!●●
 当サイト掲示板には、耳鳴り観測予知のふくちゃんから“大雨後の高気圧”と地震との関係について、意見を求める投稿があった。

 私としては、降雨(水)そのもの持つ地震トリガー影響の増減については、よく分からないなぁ、というのが正直なところ。雨(降水)が降ることによる変化としては、浸透して地盤を軟弱?にする。地下水の水位上昇と地盤の重量の増大。河川・湖、地下水等の電気伝導率の低減などなどが浮かぶ。しかし、これらが実際に数十キロ〜600�q程度という深い地殻内部の震源に対して、どう影響するのかしないのか? 地殻変動の歪み計は降雨があるとノイズを拾う模様。

 それよりも私は、気圧の変動の方がよりトリガー影響を与えるのではないかと疑っている。つまり、高気圧は地殻にプレッシャー(トリガー力)を与え、低気圧は地震の発生を抑圧するというもの。地表の平均気圧は約1kg重/cm2であり、約1013.25hPa(ヘクトパスカル)。例えば強烈な台風レベルの低気圧が900hPa、高気圧が最大1050hPaとした場合の差は、0.148kg重/cm2。これは50平方�qの地域全体に掛かる加重の変動が、実に740トンということになる(計算、合ってる?)。
 って、これが実際に地殻を刺激する大きな変化といえるのかどうかだが、アカデミックな幾つかのサイト論文を見て回っても、どうも地殻変動計測の際のノイズ原因としての気圧変動という視点でしか述べられたものが見つからない。それでも潮汐力や月の引力関係と地震について、今日やっと公式的にもトリガー作用が認められることになったのだから、気圧変動とトリガー作用もその可能性は在るのではないかと見ている。

 低気圧から高気圧に変化していく際、その地域は地震が発生しやすい条件になったといえるのではないか。これについて調べているのが、サイト『地震発生量の信号機』の「地震発生の引き金(トリガー)理論」。ここでは、赤外線衛星画像による温度分布から低気圧の発生域を見つけ(低気圧中心部は低温域)、その地域での後の発生地震について観察しているようだ。

 地震雲の開祖、鍵田忠三郎氏は、地震と台風(最大風速が毎秒17.2mの強風を伴う低気圧)は共に電気的エネルギーの作用を持つといったが、どうやら台風は、その後に発生する大きな地震の震源へと向かって通過するようなのだ。言い換えれば、これは台風の通過地域では地震が発生しやすいということでもある。
 私も数回、低気圧や台風の通過直後、間もなくしてほぼ真下付近に顕著な地震が発生するのを見てきたが、このことに関して詳しいのが鍵田氏の直弟子、日本地震雲研元会長の鹿嶋氏。毎年発生する台風と発生地震についての記録を、今もズーと取り続けられている。

 それから、気圧を含めた気象条件について、中国の地球物理学者/呂 大炯氏はその著書の中でこう述べている。

 「直前予報を研究する過程で、私は、局部的気象と地球の強震との間に、比較的密接な関係があることに気付いた。中国の歴史においても、地震前の気象(風、雲、雨などを含む)変化の様子に関する記載が数多くある。―略―
 さらに研究を重ねて、《天気図》を利用して震央位置を予報することが、重視に値する研究であることに気付いた。
 私は過去の天気図を調べ、中央気象台のもつ天気図資料の中から、中国大陸(チベット高原地帯の地震、震源五〇〇キロメートル以下の東北地区の深震及び雲南省通海地震の一部震例を除く)に起こったM七.〇以上の激震孕震区[非常に大きな地震が起こりうる可能性のある地域]には、その直前段階において、地震前一八日目に異常気象あるいは、直前の周期性異常気象が起こっていることを発見した。しかも、孕震区の地表上の気象に、地震前一八日目から異常が現れていること、それに密雲ダム観測所においても、激震前一八日目に異常が現れたこと、この両者間に同期的性質があることに興味をひかれた。
 上記のことから、私は強震発生前の孕震区の地下と、その上空の物理的画像を描くことができた。―略―
 同時に、震源地上空には異常気象(低圧中心、暖中心あるいは冷中心)が生じる。―略―
 これで、その他の手段との組み合わせが必要という前提の下で、風、雨、雷等の前兆が強震の発震時間を教える情報になりうること。地震雲が観測所の相対する強震の方位を教える情報になりうること。天気図が強震の震央位置を示す情報になりうることが、明らかになった。ここから、気象前兆と[強震の三要素(震央、地震の規模、地震の発生時間)]とが、一定の対応関係を持つばかりでなく、気象現象においても地震雲が最も重要であることが分かる。」 
―――――――呂 大炯著『雲と地震予知の話し』/凱風社刊より

 気圧と地震との関係については、私も専門外にて詳しいことは分からない。ただ十年ほど前に科学雑誌『ネイチャー』に論文が掲載されたらしいとの話もあるが、詳細は不明。

 これをご覧になったどなたか、気圧(その他の気象条件でもいい)と地震との関係について、何か知っているという方は是非、教えて頂きたい。もちろん否定的な見解やデータがあるという方についても歓迎したい。


 皆さんは、27日放送のTV番組「古館の買物ブギ」を見ただろうか。なんとあの大ブーム?のマイナス・イオン発生ブレスレットが、詐欺商品といってもいい紛いモノということだったのじゃ。これで効果が在ったという人は完全な思い込み、プラシーボ効果とのこと。うーん、やっぱりか!
 実は肩こりと疲れ症が目立ってきたので、私もその効果を楽しみに先月末頃に購入。毎日、両手首にはめていたのだった。ちゃんと真面目に付けていたにも関わらず、一向に何の変化も見られず、終いにはそれが邪魔で気になり、余計に肩が凝る始末。それでここ一週間前ほどからは、もう付けるのを止めていたところだったのだ。母と姉たちには大変、好評なようで、「違いが判らないのは、おまえが鈍いからだ」とも、私はいわれていた(笑)。先物買い損とはいうが、探せば300円程度でも手に入るというのに、私は1ヶ1680円(両手のために2個購入)も出費していたので、余計にショックが大きい。しかしホント、これじゃー詐欺商法も同然だと思うのだが・・・。
 せっかく番組の紹介を見たところなので、今度は自家製、マイナス・イオン水造りにチャレンジする。
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呂 大炯氏の地震雲理論 !?
07/13 23:19 28.6N 129.5E 40k M4.3 奄美大島近海
07/14 03:16 35.4N 133.3E 10k M2.8 島根県東部
07/14 03:27 34.1N 135.2E 10k M2.7 和歌山県北部
07/14 12:06 40.4N 142.2E 50k M3.9 岩手県沖
07/14 16:30 33.8N 135.8E 30k M2.6 和歌山県南部
07/14 17:22 30.4N 138.2E 443k 4.4M A 伊豆諸島の南西(世界版)
07/14 18:26 36.4N 138.0E 10k M2.5 長野県中部
07/15 02:27 24.3N 125.2E 浅い M4.6 宮古島近海
07/15 08:39 32.8N 130.6E 20k M3.2 熊本県熊本地方
07/15 12:55 29.0N 129.6E 40k M4.3 奄美大島近海 
07/15 15:34 34.3N 139.3E 10k M2.6 新島・神津島近海
07/15 17:24 27.9N 130.0E 30k M5.1 奄美大島近海/震度3
07/16 01:23 42.6N 144.3E 60k M4.3 北海道南東の釧路沖
07/16 04:58 31.9N 131.9E 30k M4.5 宮崎県日向灘/震度3
07/16 05:59 31.9N 131.8E 30k M3.5 宮崎県日向灘
07/16 12:39 31.0N 141.3E 33k 4.6M A 伊豆諸島南部(世界版)
07/16 15:26 42.1N 140.7E 10k M2.6 北海道南西部の渡島支庁東部
07/16 18:15 35.4N 136.8E 浅い M3.3 岐阜県南部の美濃中西部
07/16 20:09 35.1N 135.7E 20k M4.0 京都府南部/震度3
07/16 20:57 30.8N 132.5E 20k M4.9 種子島東方沖
07/16 22:36 33.7N 133.5E 10k M3.8 高知県中部
07/16 23:50 30.8N 132.4E 33k 4.6M B 種子島の東方沖(世界版)
07/17 07:01 42.3N 143.0E 70k M4.1 北海道南部の日高支庁東部
07/18 01:57 24.1N 122.7E 33k 4.9M A 与那国島近海(世界版) 
07/18 14:10 33.0N 130.1E 10k M3.3 佐賀県南部 
07/18 18:22 35.1N 133.1E 20k M2.9 島根県東部 
07/18 19:13 27.4N 127.1E 10k M5.7 沖縄本島近海 
07/18 23:40 27.7N 141.8E 70k M4.4 父島近海
07/19 17:54 34.2N 139.3E 10k M3.4 新島・神津島近海
07/20 00:08 43.2N 138.7E 232k 4.5M A 北海道西沖(世界版)
07/20 05:00 35.5N 140.1E 80k M3.9 千葉県北西部
07/20 12:57 34.7N 139.3E 10k M2.4 伊豆大島近海
07/20 14:09 34.7N 139.3E 10k M2.2 伊豆大島近海
07/20 15:41 34.7N 139.3E 10k M2.4 伊豆大島近海
07/21 06:00 28.6N 142.3E 33k 4.6M B 小笠原北部(世界版)
07/21 06:20 40.4N 142.2E 50k M3.4 岩手県沖
07/21 06:57 28.2N 138.9E 509k 4.5M B 小笠原の北西(世界版)
07/21 07:08 34.2N 135.9E 60k M3.6 奈良県地方
07/22 01:45 25.1N 124.3E 90k M4.6 石垣島近海
07/22 04:40 28.8N 129.5E 20k M4.0 奄美大島近海
07/22 13:59 33.9N 135.5E 60k M3.3 和歌山県北部
07/22 15:14 35.3N 133.3E 10k M2.9 島根県東部
07/22 19:37 35.4N 133.3E 20k M2.8 島根県東部
07/22 21:23 35.9N 140.5E 40k M3.4 千葉県北東部
07/23 06:06 30.1N 140.3E 159k 4.4M B 伊豆諸島南部(世界版)
07/23 17:00 45.3N 150.0E 41k 5.0M A 択捉島の東(世界版)
07/23 18:46 27.1N 127.5E 80k M4.5 沖縄本島近海
07/24 04:11 30.4N 130.6E 浅い M2.6 種子島近海
07/24 05:05 37.3N 142.4E 20k M5.8 福島県沖/震度4
07/24 05:49 28.4N 129.2E 10k M3.6 奄美大島近海
07/24 06:52 42.8N 145.4E 50k M4.0 北海道根室半島南東沖
 ・・・下記データの全て日本時間・・・
07/15 20:47:21 53.95N 159.89E 33.0 4.2M A カムチャッカ半島 
07/17 11:20:33 48.59N 153.20E 147.8 5.6M A 千島列島 
07/19 15:43:55 56.33S 140.69W 10.0 6.1M B 太平洋と南極海の境 
07/23 03:27:40 55.81N 162.91E 33.0 4.6M A カムチャッカ半島


▲07/24 05:05 37.3N 142.4E 20k M5.8 福島県沖
[震度が観測された観測点]
震度4
 福島玉川村小高*
――――――――[地震加速度情報の画像ページ]より


 皆様、実に久し振りの更新にて、やや緊張気味です(笑)。コホッ
 本日早朝、満月トリガー地震(18:07ピーク時間)、福島県沖でM5.8/震度4が発生。これまでの印象としては、北海道周辺域での大きめの発震の後には、当サイトへのアクセスは上がる傾向がある。このことはもちろん、実に有り難いことなのだが、しかし、北海道在住だからといってその前兆(地震雲)を捉えているものとは全く限らない。寧ろ、地震雲という観点から云えば、特に当地上空で北海道近郊震源の地震雲が見られるとは言い難く、もっと別の地域からのほうが観測に適しているという可能性すらある。
 この10日間、恐らく結果として16日未明の釧路沖M4.3、17日の千島列島M5.6を疑う?地震雲を見てはいるが、夜間の雲であったり、形態的に観測不向きであったりなど、とても記録できるようなシロモノではなかった。その他、これといった地震雲らしきも目撃できない。

 前回、地震雲の全地球性と遠地地震の対応という特性が、私の独自の観測の仕方やアイディアなどではないことについて、呂氏の著作等から一部を抜粋にて紹介した。
 地震雲はその規模(主に長さ)がマグニチュードに対応していること、そして遠方震源ほど発生規模(M)も比例的に大きくなる傾向があることについて、私はこれまで何度も繰り返し述べてきた。このことは日々の私の観測が示している明らかな結果であると思う。ところが、2CHのある者からは串田氏観測法のパクリだと茶化された(笑)。
 地震は規模が大きいほどに歪み解放の応力、前兆エネルギーは当然、格段に大きい筈であり、地震雲も当然より遠方地域上空で出現できることになる。電磁波の強さは“距離の2乗に反比例する”ことから、その意味としては私の観測の結果を示しているようにも思うが、それが本当に電磁波の作用に拠るものかどうかは、私には確認することができない。

 どうやら中国の呂氏は、震源地から直ではなくて、観測地付近の断層帯上空に地震雲は出現し、震源を指向するものと見なしているようだ。ただ残念なことに、原因にもメカニズムにも殆ど触れてはいない。震源と観測地域の断層帯とは地下内部での関係か宇宙的作用を想定。地震雲の発現は地磁気異常、ウイルソン霧箱の原理、電磁気放射(赤外線放射etc)、超音波、等々・・・、可能性のあるものを何でも拾って上げてみただけという印象。

 「実際は、震源の膨張と収縮運動で生じた作用力が、地殻を通じて、孕震により応力の集中している観測所付近の断裂帯まで伝えられたり、あるいは同じ天文要素により、地球の一定広域、またはこの区域と反対側の区域に、統一応力場が生じ、観測所近くの断裂帯に作用して、その断裂帯上空に、それと平行する帯状地震雲を形成し、
断裂帯付近の観測所に観測されたものなのである。」
――――――――[呂 大炯著『雲と地震予知の話し』/凱風社刊より


 PISCOの大気イオン観測異常が継続中。20日朝に+7406個/cc。21日22日には、16600(個/cc)振り切れoverという酷い状態。誤作動やノイズ?も疑いたくなるが、もしも地震前兆ならば実に危険な状況ということかも・・・。
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茨城県南部で震度4 地震雲文献の一部を紹介
07/12 07:09 23.8N 123.4E 33k 4.3M B 日本の南西諸島南部(世界版)
07/12 22:35 40.4N 142.3E 50k M4.3 岩手県沖
07/13 18:26 41.1N 141.6E 20k M3.5 青森県東方沖
07/13 21:07 23.9N 122.7E 30k M5.0 与那国島近海
07/13 21:45 36.0N 140.1E 70k M4.8 茨城県南部/震度4 


▲07/13 21:45 36.0N 140.1E 70k M4.8 茨城県南部/震度4
[震度が観測された地域]
震度4
 茨城県南部 栃木県南部
[震度が観測された市町村]
震度4
 茨城協和町 茨城三和町 栃木二宮町
――――――― HP[地震加速度情報の画像ページ]より転載

■■7月1日(月)朝観測の該当地震が発生 !!■■
▲07/13 21:45 36.0N 140.1E 70k M4.8 茨城県南部/震度4 
 『私も報告が遅れたが実は1日の朝、午前8時半頃、層積雲に形成された気になる二分割状を見ている。ただ私的には、恐らく地震性であろうと強く疑っているが、場合によっては気象性の偶発的な可能性も有り得る。目測では大凡、方位角195−15度。伊豆方面を中心に関東〜東海の広範囲の何れかの可能性。印象としての発生規模はM5.3前後といったところ。』
(2002 07/05 01:41 更新)
――結果考察――
 12日半後の発生ということで結構、日数を要したが、これが該当地震である可能性として取り上げたい。かなり心配な地震雲であったために気になって、更新後に断層形状とほぼ平行していた路面で測定。方位角193−13度が正解に近いものとして、更新で報告を上げて訂正するつもりだったのだが、ついついサボってしまった。
 結果、測定誤差としては−2度程度。推定規模はやや下回っているが十分に範囲内だと思う。


 私にとっては大切な国内発震データだけど、方位測定が結果的に後出し精度になってしまったために、記録表には掲載しないでおく。
 2CHからは、私の地震雲対応の世界版震源の結果に驚ろき、これが私独自の発想かとも見なしている方がいるようなので、下記に文献から一部を紹介して、これらが私の独走の世界ではないということを示したいと思う。尚、私自身はこれらを読んだから、地震雲の全地球性について受け入れることになったのではなくて、あくまでも自己の観測の経過の中、自然とそこへと落ち着いたということ。だいたい、これらの著作を購入して読み出したのは、ごく最近のこと。ただ、超遠方震源については小さな地震ではなくて、M5.5前後の規模辺りからは時によっては超遠方ということが起こると考える。尚、M6超級となれば珍しくはない。
 そのメカニズムは解明されていない。私は単純に震源からの電磁波反応という考えが中心となっているが、中国の呂氏の考えによれば、震源と観測地の地下内部での関係を疑っている模様。震源の応力が地殻内部を伝わって観測地の断層帯を刺激し、その上空で地震雲は出現しているというのである。尚かつ、断層帯と平行して帯雲は出現するなどの主張がされている。私自身の観測からは断層帯の位置や向きと出現地震雲の位置や向きに相関性は確認できないことから、今のところは全面肯定できない。ただ向きや真上ということに拘らないならば、それは一つの考え方としては有り得るかもしれない。
 今回、呂氏の著作から数カ所を紹介したが、これほどの研究成果が殆ど読まれていないといことは、実に残念に思う。

 「ともあれ、実験でも電磁波による電場を作ることで、地震雲ができるのである。上面近くにある過冷却の大気に電離が起きると水滴が生まれる。これが地震雲となっていくのである。
 ただ、こうした実験にもかかわらず、多くの科学者は地震雲の存在を認めようとはしない。震源から遠く離れたところで、地震雲が生まれるのはおかしいというのだが、電磁波が原因とすれば、説明できる。地球の表面を伝わる電磁波なら、震源から1000キロ離れているところでも、干渉しあって縞状の地震雲を起こすのである。」
―――池谷 元伺(大阪大学大学院教授・工学博士)著/
            [大地震の前兆・・・こんな現象が危ない]より 

 「近地地震は前兆から比較的遅れて起こるためである。・・略・・まぎれもなく、翌日の九時、チリでM七.九の地震が起こった。その後、いろいろな前兆を観測分析して分かったことは、様々な種類の前兆が皆、遠地地震を[反映]するということである。私が一貫して強調してきたのはいわゆるある地域での前兆が、遠地地震に対応することがあり、その距離が遠いほど、震度も大きいことを意味し、しかもその他の条件も備える必要があるということである。そこで、私は地震前兆のこのような性質を全地球性と略称することにする。この性質は地震予知解決の一つのキーポイントと考えられる。」

 「八日早朝に観測された地震雲をもとに、・・略・・[一九七八年四月一二日、北太平洋のアリューシャン群島付近で、M七ぐらいの地震がおこるだろう]と予報した。私たちはそれで賭をして、負けた方が北京ダックをおごることにした。会議終了後、国家地震局の震況ニュースで、四月一二日アリューシャン群島以東のアラスカで、M七の地震があったことを知った。ある時在席した国家地震局の四人の中の二人は、証明書を書き、予報が確かに成功したことを証明してくれた。【その時の証明書】国家地震局科学院物理研究所 貴研究所の呂大炯同志は・・略・・」

 「遠くなると数千キロメートル、一万キロメートル(この問題は後で検討する)の遠さでもよい。だから、このような長蛇ののような雲を見たといってすぐ恐れることはない。」

 「1 全地球性――空間特性 観測所周囲の大地の応力が充分に高い(例えば、観測所の周囲が孕震区[地震を孕んでいる区域の意味]である場合)状況下では、上述のように高感度な前兆計器を利用し、全地球的な強震に対応する突発的前兆をとらえることができる。
 第五節からもわかるように、その地域地震が孕震区である条件下では、地震雲は近地地震にも、遠地地震にも対応し得る。すなわち、地震雲前兆も、全地球性を持っているといえる。」

 「この方法は近地地震や地域地震を予知できるほか、ある意味において、一つの新しい直前予知の遠隔測定技術でもある。この方法がある一区域において毎日地震発生を待機する予知統計の方法と全く違うところは、ある遠地地震に対して、地域予報を出し、地震の起こりそうな地区の観測台の注意を喚起できるところにある。」

 「北京地区上空で観測された地震雲で、日本あるいは、その他の遠方地区に起ころうとする激震を予測できるということ、日本上空で観測された地震雲により、日本全土から遠く離れた、しかも海抜数百メートルの深い所で起こる激震までも予測できることである。」  
――――呂 大炯著『雲と地震予知の話し』/凱風社刊(1984年出版/中国)


※ 訂正! 
前回更新の一部を下記内容で訂正します。
 ×誤 「そして、台風7号は韓国/対馬方面へと向かっている模様。」
 ○正 「そして、韓国/対馬方面へと向かっている模様。台風7号の動向にも注意して欲しい。」
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地震雲の結果地震、続々と。。
07/09 09:33 35.0N 140.0E 100k M3.4 千葉県南方沖
07/09 14:14 34.4N 139.3E 10k M3.3 新島・神津島近海 
07/09 21:18 36.4N 141.9E 20k M4.6 茨城県沖
07/09 22:53 36.3N 141.9E 60k M4.8 茨城県沖
07/09 23:51 37.3N 138.7E 30k M3.3 新潟県中越地方
07/10 15:23 38.7N 144.2E 33k 4.3M B 宮城県遠沖(世界版)
07/10 23:48 41.7N 142.2E 40k M5.1 北海道南部の浦河沖
07/11 11:42 37.0N 138.7E 10k M3.4 新潟県中越地方
07/11 16:36 24.1N 122.3E 30k M6.1 台湾付近
07/11 18:29 35.3N 133.3E 10k M2.7 島根県東部
 ・・・下記データの全て日本時間・・・
07/10 03:40:34 43.55N 127.25W 10.0 6.0M A オレゴン州沖


 台風の被害は7日情報で、フィリピンにおいて少なくとも27人が死亡し、2万数千人が避難している状況。3日には、ミクロネシアで39人が死亡、10人が行方不明とのこと。
 日本列島も台風6号の直撃を受け、4人が死亡4人が不明となった。10日には群馬県境町で竜巻が発生、保育園など19棟が全半壊、隣の深谷市内でもトラックが横転した。幸い台風警戒の情報で外出者が少なかったことなどが人的被害を押さえ、9人程度の負傷で済んだ。この台風6号が辿った進路、関東〜北海道浦河沖〜道東釧路付近〜サハリン方面の何れかには、巨大震源が潜伏している疑いが強いというのが、宏観予知の知恵。今後は注意を向けて欲しい。ちょうど台風8号の進路を見ると、通過路真下で台湾付近M6.1がズバリ発生しているのが確認できる。そして、台風7号は韓国/対馬方面へと向かっている模様。

 9日夜、茨城県沖でM4級の連発が発生しているが、これは前日の昼頃に青松氏が予知していた。現在、房総半島東方沖付近でのM6前後の可能性を指摘している。わんど氏からは三重県周辺近県でのM5以上の可能性があるとのこと。
 青田@地磁鬼教祖のモニター地磁気観測の異常がすでに2週間に達しようとしている。PISCOの大気イオン観測からは、9日15時に6722個/ccもの大気イオンを観測。10日昼にオレンジ(危険度/高)を発表した。関西ナマズ予知研によれば、観測ナマズの不穏な様子から御嶽山の火山前兆らしき岐阜県付近のM4クラスか、或いは四国-瀬戸内地方のM5クラスの可能性などが考えられるという。それから気付くのが遅れたが、先月20日付けのニュースからは、愛知県・伊良湖沖の太平洋で深海魚のムツエラエイなる世界でも捕獲例の少ない珍しい魚が捕獲されたらしい。
 10日19:26ピーク時間の新月トリガー影響下、まだ注意期間。次の月齢トリガーは17日の上弦半月。

 私の観測した地震雲の気になる結果地震だが、この更新までの間に続々と該当らしき発生が確認できた。前回、9日付けの更新で私は、4日観測の大規模な断層状雲の結果は、同日朝にすでに発震したパプアM6.2ではなくて、必ずその後再びすぐに発生するか、または別震源の結果が在るものと確信していたことを述べているが、その通りパプアの予測震源方位で結果があった。私は発震後の地震雲なる話しについては、震源データの疑似相関と考えている。
 尚かつ、この4日観測の地震雲の喜ばしき点は、離れた地で別々に観測している他の観測者(栗山町のkawap氏)からも同一雲の観測レポートが寄せられ、しかも震源方位の測定結果までもが完全に一致したという事実にある。そしてその結果があった。これこそが懐疑派からの、地震雲予知は個人の全く主観的判断でしかなく、他の者には確認できないという批判を払拭するものだ。
 尚、この時同時に出現していた反対の西空側に滞空していた大規模な黒色帯雲が、10日の浦河沖M5.1であったと思われる。発生規模(M)は地震雲の規模からはほぼ妥当なものであり、鱗や石垣模様は割りと震源は近いことが多い傾向にある。
 それから先月25日観測の結果に、26日朝発生のインド洋中部M5.0を追加訂正した。これで観測帯雲の長さに妥当な結果に近くなったと思う。
 過去の間違いを指摘され、世界版震源の観測に正距方位図を用いるようになってからは、これまでよく見えてこなかった結果地震が明らかになってきた。地震雲に対する懐疑的意見からの指摘だったのだが、結果的には精度が増したことで、以前に増してより地震雲存在の正当性が確認できるものなった。

 2CHからは疑いの目でこのサイトを見ているようだが、それは大歓迎する。この私を地球上の全部の地震を相手にしていると馬鹿にしているようだが、それについては私自身も可笑しくて笑ってしまったことだからしょうがない。
 もちろん最初からそうなったのではなく、観測を続けた結果そこに辿り着いたもの。時折り、観測震源方位の更に更に延長にて、どうも結果らしき地震がそこでちゃんと発生していることを何度も経験した。地震雲が出現したのに結果がない?のではなく、ただ結果地震の探し方に問題があるのではないかと。
 地震雲は規模(M)に比例的な距離関係において、つまり大きな地震ほど遠方地で気象条件の合致する地域を見つけてそこに出現している。M6超級が全地球性の前兆を示すことはまず間違いなく、地震雲においては地球の正反対側においても観測される。ではM5ではどうか、どの規模ならどこまで遠方に出現できるのか、私はこの観測を続けることでそれも見えてくると考えている。これが私の観測研究の今のテーマなんだよ。
 発生のタイムラグについては過去記録をデータ化すれば、すぐに一つの傾向が出る。後は震源までの距離の問題。これも私の観測で時期に掴めてくる筈だ。

 11日にマリアナ諸島でM5.4の発生があるが、これが9日の夕方に見た顕著な赤焼けに対応したものかもしれない(報告が遅れてしまった)。というのも過去に、昨年の10月10日に観測した夕焼けの後、13日にマリアナ諸島でM7.0が発生したのを憶えているからだ。また、やや間隔が離れてはいるが、今年4月3日の夕焼けの後、27日にマリアナ諸島でM7.1ということもあった。夕焼け観測も時期に相関が掴めてくるかもしれない。


■■6月29日(土)日没観測の該当地震が発生 !!■■
▲02/06/30 13:08:01 8.69N 58.21E 10.0 5.0M A インド洋北西部(日本時間)
▲02/06/30 13:17:08 8.64N 58.16E 10.0 5.0M B インド洋北西部(日本時間)
 『本日の会社帰宅の最中、午後8時過ぎ。北空に二分する断層形状が在って、下位に覗く空はドス黒く赤焼けていた。断層部位の指向ラインは、大凡95−275度。95度側は根室半島南東沖方面辺り。逆の275度方位は、ちょうど今回のウラジオストク方面にも近しい。ただ暗くて、測定精度は誤差が大きいかもしれない。ザッと印象としてはM5.2前後か、という感じだが、漠然とした判断しかできない。』
(2002 06/29 23:44 更新)
――結果考察――
 時間的に周囲が暗くて測定精度が悪いが、−3度程度のズレでインド洋北西部に該当らしき地震があった。発生規模とタイミングは共に問題ない。

■■7月4日(木)夕方観測の該当地震が発生 !!■■
▲07/08 19:02:24 5.03S 147.46E 33.0 4.9M A パプアニューギニア(日本時間)
▲07/08 20:09:09 5.07S 147.32E 33.0 5.4M A パプアニューギニア(日本時間)
▲07/10 23:48 41.7N 142.2E 40k M5.1 北海道南部の浦河沖
 『晴れた空、日中から散らばる雲の随所に地震性の反応が見られたが、午後6時半過ぎ、東空に大型を疑う巨大断層状雲を確認。割りと至近距離に見えていることで、逆に全体としての長さを確認し難いが、どうもザッと見、M6超級の疑いはかなり高そうだ。雲の断層ラインの指向性は南−北(方位角170−350度)、方位からは170度方面の震源が疑わしい。三笠市付近から見て門別町〜マリアナ海溝〜パプアのニュー・ブリテン島方面、逆ならば留萌市〜利尻島付近方面。断層ラインの崩れ具合と雲の規模からは震源はかなり遠そうな印象、ただハッキリとは判らない。取りあえず近しい震源では、方位的に青森県東方沖や岩手県沖などは可能性が高い。
 西空にも鱗模様を伴った、とても気になる黒帯雲が滞空していた。こちらは震源方位の判断が困難で当惑していたが、時間が経過した後に一つの明瞭な断層ラインが形成された。こちらも測定してみたところ、ほぼ同方位ラインだった。全く同一震源の同じ前兆雲なのか、それとも近しい方位の別震源前兆かは不明。
 規模の推定としてはM6.0±0.5、ちょうど半月トリガー影響下にてこのまま直ぐに発生するかもしれないが、一週間程度は様子をみたい。一応、次の新月トリガー期間の7月12日以内まで。《参考:高知大ひまわり画像》 可視/水蒸気/熱赤外/』
(2002 07/05 01:41 更新)
――結果考察――
 震源はパプアニューギニアのニュー・ブリテン島付近、ニューギニア島間辺りでM4.9とM5.4の地震。震源が遠い傾向の断層状で、方位からも最も疑わしい震源域での納得結果。雲の全貌が見えなかったための過大評価でM6に満たなかったが、それでもほぼ妥当な規模であると思う。測定精度は+2度程度の誤差で高結果。
 北海道近郊の浦河沖でM5.1。これが西側にも出現していた鱗模様帯雲のほぼ同方位震源の結果であると思う。鱗や石垣模様は平均的に近い震源と理解している。発生規模も地震雲全体の規模からは妥当なもので、測定精度はほぼ±0度だった。結果的には可能性として疑ったダブル震源前兆だったことになる。
 
■■7月8日(月)早観測の該当地震が発生 !!■■
▲07/10 03:40:34 43.55N 127.25W 10.0 6.0M A オレゴン州沖(日本時間)
 『午後7時半頃、ほぼ全空を覆う層積雲に地震性を疑う二分割状を観測。推定規模はM5.0±05。断層ラインの指向性は方位角53−233度、若干、精度に狂いがあるかもしれない。紋別市〜千島列島〜アリューシャン列島方面、更に遠方の場合はシアトル付近〜エルサルバドル付近〜エクアドル付近方面。逆の233度側は奥尻島付近〜釜山〜台湾付近〜マレー半島・スマトラ島北部方面。新月トリガー期間の7月12日以内に発震するかどうか。一応、一週間程度は見る必要がある。尚、周囲が暗過ぎて撮影は不可。』
――結果考察――
(2002 07/09 12:33 更新)
 53度の超遠方、シアトル付近〜エルサルバドル付近〜エクアドル付近方面は大型地震が多くて特定し難いが、この真っ先に発生したオレゴン州沖M6.0を結果として最も疑う。規模推定はM5.5と5.0のどちらをセンター値とするかでかなり迷ったのだが、失敗してしまった。正直、雲の見え方などによって、M5を超える規模だと限度の判断には難しいものが出てくる。方位精度はほぼ±0度。

■■6月25日(火)夕方観測の該当地震が発生 !!■■(訂正)
▲06/25 23:56:51 44.98N 147.31E 130.0 4.0M 択捉島付近
▲06/26 06:48:40 26.94S 67.08E 10.0 5.0M B インド洋中部(日本時間)(追加)
 『午後7時半頃、細く連なる長大な龍状帯雲を観測。指向方位は東北東−西南西(方位角62−242度)、震源が62度側なら湧別町〜千島・ウルップ島北部方面。242度側なら寿都町〜北海道南西沖方面。長さの全貌が見えないほどで、推定規模はM5.7±0.5。M6超級も有り得るので注意が必要。規模から震源が超遠方の場合もあり、62度側なら〜カリフォルニア半島〜ペルー・リマ〜チリ北部方面。242度側なら〜大韓民国・全羅北道〜タイ・バンコク方面。
 ちょうど半影月食の満月トリガー中で、直前型の可能性も高いが、一応、一週間程度の発生期間をみたいところ。』
(2002 06/26 10:43 更新)
――結果考察――
 25日深夜に択捉島付近でM4.0が発生、発震場所から見ても、これが同日夕方に観測した62度方位、湧別町〜千島・ウルップ島北部方面ラインの帯状地震雲の結果である可能性が高い。帯雲の長さに対する発生規模が小さ過ぎるので、不審に思っていたが、超遠方の海外で該当らしき地震を見つけることができた。震源方位は共に+2度程度の精度で、帯雲の両端方位に架橋していた震源として疑う。

『2002年6月20日(木)
【これは珍しい――深海魚・ムツエラエイ/愛知県・伊良湖沖の太平洋で】
 愛知県・伊良湖沖の太平洋で、エラあなが片側に6つ、計12ある珍しいムツエラエイが漁網にかかり、碧南海浜水族館(同県碧南市)に引き取られました。夏休みまでに標本にして展示される予定。水族館によると一般公開は日本初になるそうです。
 深海魚で、7日、一色漁港所属の漁船が操業中、水深約400メートルの底引き網にかかりました。長さ61センチ、幅37センチのメス。鼻先がとがった姿=写真=に船長が「変わったエイだ」と水族館に連絡、ムツエラエイと分かりました。
 普通のエイ・サメのエラあなは片側5つで、6つあるのは、より原始的なエイとみられています。捕獲はこれまでに数例ありますが、いずれも研究室などに保管されて未公開になっています。展示されれば、深海の不思議な世界の一端がのぞけそうですね。機会があればぜひ見たいね。http://www.chunichi.co.jp/kodomo/all/20020620.htm 』
――――――――HP[みんなのニュース]より転載
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気になる二分割状地震雲。 これは千島・アリューシャン列島−奥尻島方面のM5 !? 
07/04 13:53 28.0N 142.6E 33k 4.5M B 小笠原北部(世界版)
07/05 16:32 37.3N 141.5E 40k M4.0 福島県沖
07/05 18:23 24.9N 125.4E 50k M4.3 宮古島近海 
07/05 23:09 40.4N 141.6E 80k M3.2 岩手県沿岸北部
07/06 06:58 35.4N 136.8E 50k M4.1 岐阜県美濃中西部
07/07 05:25 35.9N 137.6E 10k M2.3 長野県南部
07/07 06:02 33.4N 140.5E 浅い M3.7 八丈島近海
07/07 07:29 34.2N 139.3E 浅い M2.8 新島・神津島近海
07/08 10:21 35.1N 132.7E 10k M2.9 島根県東部
07/08 16:00 30.4N 130.6E 20k M3.1 種子島近海 
 ・・・下記データの全て日本時間・・・
07/04 08:00:17 5.02S 147.23E 33.0 6.2M A パプアニューギニア 


◆◆7月8日(月)朝、空知支庁・上砂川町〜奈井江町より観測◆◆
 午後7時半頃、ほぼ全空を覆う層積雲に地震性を疑う二分割状を観測。推定規模はM5.0±05。断層ラインの指向性は方位角53−233度、若干、精度に狂いがあるかもしれない。紋別市〜千島列島〜アリューシャン列島方面、更に遠方の場合はシアトル付近〜エルバサドル付近〜エクアドル付近方面。逆の233度側は奥尻島付近〜釜山〜台湾付近〜マレー半島・スマトラ島北部方面。新月トリガー期間の7月12日以内に発震するかどうか。一応、一週間程度は見る必要がある。尚、周囲が暗過ぎて撮影は不可。

 昨夜に見た空の宏観はたぶん地震性だとは思うが、ピークを過ぎていたようで確信はない。10日の19:26ピーク時間が新月、各発生地震には注意が必要。4日観測の結果は、まだ未確認。すでに同日朝に発生しているパプアM6.2が、震源位置がズバリドンピシャ。しかし今のところ、私は発生後での地震雲的なものは認めていない。
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M6超すら疑う巨大断層状雲が出現!
2002 07/05 01:41

06/29 19:31 38.4N 140.7E 10k M2.2 宮城県南部 
06/30 09:47 36.4N 141.1E 50k M3.8 茨城県沖
06/30 16:29 40.7N 139.0E 40k M4.1 青森県西方沖
06/30 18:14 33.0N 132.2E 40k M3.7 大分県豊後水道
07/01 06:24 34.0N 135.2E 10k M2.7 和歌山県北部
07/01 08:02 34.2N 135.2E 10k M2.5 和歌山県北部
07/01 14:04 40.7N 142.4E 50k M4.1 青森県東方沖
07/01 15:48 40.4N 141.6E 80k M4.3 岩手県沿岸北部/震度3
07/01 20:49 33.9N 132.5E 50k M3.9 愛媛県安芸灘
07/02 10:17 36.4N 138.0E 浅い M2.6 長野県中部
07/02 15:32 34.6N 137.6E 浅い M3.3 遠州灘(静岡県)
07/02 19:32 34.3N 139.2E 10k M2.9 新島・神津島近海
07/03 06:56 31.8N 130.2E 10k M2.8 鹿児島県北西部の薩摩地方
07/03 08:26 26.0N 128.4E 33k 4.9M A 沖縄の南東(世界版)
07/03 08:35 35.3N 133.3E 20k M2.5 島根県東部
07/03 08:53 37.6N 141.3E 60k M4.1 福島県沖
07/03 15:56 37.3N 138.8E 10k M2.5 新潟県中越地方
07/03 16:18 35.2N 135.7E 10k M3.0 京都府南部
07/03 18:57 41.6N 142.1E 70k M4.5 北海道南部の浦河沖
07/04 12:34 35.3N 133.3E 10k M3.3 島根県東部
07/04 12:38 34.2N 133.4E 20k M3.7 愛媛県沖の瀬戸内海中部
07/04 15:08 31.8N 131.9E 20k M3.9 宮崎県日向灘
 ・・・下記データの全て日本時間・・・
06/29 11:39:00 12.44S 166.58E 33.0 6.1M A ソロモンのサンタクルーズ
07/01 06:29:36 22.18S 179.20E 619.9 6.5M A フィジーの南
07/04 03:13:09 47.84N 147.42E 415.3 4.2M A オホーツク海南部 


◆◆7月4日(木)夕方、空知支庁・岩見沢市〜奈井江町より観測◆◆
 
 
 晴れた空、日中から散らばる雲の随所に地震性の反応が見られたが、午後6時半過ぎ、東空に大型を疑う巨大断層状雲を確認。割りと至近距離に見えていることで、逆に全体としての長さを確認し難いが、どうもザッと見、M6超級の疑いはかなり高そうだ。雲の断層ラインの指向性は南−北(方位角170−350度)、方位からは170度方面の震源が疑わしい。三笠市付近から見て門別町〜マリアナ海溝〜パプアのニュー・ブリテン島方面、逆ならば留萌市〜利尻島付近方面。断層ラインの崩れ具合と雲の規模からは震源はかなり遠そうな印象、ただハッキリとは判らない。取りあえず近しい震源では、方位的に青森県東方沖や岩手県沖などは可能性が高い。
 西空にも鱗模様を伴った、とても気になる黒帯雲が滞空していた。こちらは震源方位の判断が困難で当惑していたが、時間が経過した後に一つの明瞭な断層ラインが形成された。こちらも測定してみたところ、ほぼ同方位ラインだった。全く同一震源の同じ前兆雲なのか、それとも近しい方位の別震源前兆かは不明。
 規模の推定としてはM6.0±0.5、ちょうど半月トリガー影響下にてこのまま直ぐに発生するかもしれないが、一週間程度は様子をみたい。一応、次の新月トリガー期間の7月12日以内まで。
 《参考:高知大ひまわり画像》 可視/水蒸気/熱赤外/


 度々、観測レポートが重なる栗山町のkawap氏だが、今回も、またまた同一地震雲を目撃、撮影されていた(当サイト更新後、掲示板へもお知らせを頂いた)。しかも今回は、見事なまでに測定指向ライン方位もピッタリ、同一の170−350度方位だ。
 連絡も取らずに別々に居る二人が、同一の雲を大きな地震前兆として疑い観察。そして同一の震源方位を測定したという事実がここには在る。
 このことを前にして、一体どれが地震雲なのか?判別は個人差が大きくて主観的要素が強過ぎる(当人にしか判別できないシロモノだ)とか、ましてや震源方位を目視のコンパス測定によって、精密?に測定できるなんてとても無理な話しだなどと、やってもみもしないで決めつける懐疑的なアカデミスト連中らよ、これをどう思うのか!!
 後は、これで判りやすい明瞭な結果地震さえ在れば、もう何も云うことは無い。

 kawap氏の観測では、No.49にて「方位40−220度で鱗雲付きで3枚です。北からの撮影。室蘭、秋田沖、新潟、愛知方面・・・」というのがある。この時の西空の地震雲(このkawap氏撮影の画像)についても、私も見てはいるのだが、つい様子を伺っている間に状況が変化していったように記憶している。よってこの状況での震源ラインは測定しなかった。kawap氏の画像では確かに見事な形態で、これも記録が必要なものだと思う。kawap氏測定の指向ラインにも注意を向ける必要がある。尚、報告に上げたように、この後に出現形成された断層部位は、東空に滞空中の白断層状雲とほぼ同一の指向ラインであることは確認している。
 それから、他の震源ラインを示すもっと規模の小さな地震雲も見えてはいたが、測定もせずに無視した。

 先月、29日未明に発生したウラジオストクM6.8に関する前兆情報として、25日に当地で観測した地震雲(特にこの雲はkawap氏によって明確に予知として捕らえられた)は、衛星ひまわりの画像でもハッキリと確認できる。ピークは16時の画像で可視、水蒸気、熱赤外の何れにおいても明瞭にそれとして判る。しかもこの帯状は、そのままウラジオストク震源付近から延びている様子がハッキリと確認できる優れモノだ。
 それから、ひまわり画像観測で定評の愛知県/青松氏によってもウラジオ直前前兆が捕らえていた模様。27日15時の投稿(HP[青松地震予知研究掲示版])にて、“M6超の72時間以内”という内容があった。ただ実際の揺れは、ウラジオ大深発の特徴としては合ってはいるのだが、震源としては「東北太平洋側に」という記載であったために、一部より前兆掲示板においてクレームがついた。

 この件に関して若干、私の意見を述べると、まずN氏の指摘というのは確かに正論だとは思う(投稿文そのものは結構、嫌みがキツイがなぁ)。「東北太平洋側に」と発表したのであるから、それでは震源はウラジオストクとは全く異なってしまう。尚かつ、東北太平洋側での震度2以上など、72時間以内に起こる確率は約5割7分・・・。しかし、これはN氏には通用しないだろうが、これまでも青松氏の予知情報をズーと見続けてきた私たちからすれば、これがウラジオストクの直前前兆を指摘しているものであることは十分に理解できるというものだ。ただ懐疑的な者をも納得させられるものにならなかったのは、残念だが、仕方なかったと思う。少なくともN氏が理解すべきなのは、この時の揺れが観測された東北太平洋側の地震の震源は、明らかにウラジオストクM6.8であったという事実だ。M6超の地震が72時間以内で発生したのは本当であり、別に震度2などを予測していたわけではない。それともう一つの点としては、これをN氏に伝えた知らせの投稿があったが、そもそもそれが失礼なものだったということ。アレでは私であっても当惑してしまう。何を相手に伝えたいのかは、社会人の常識の範囲でちゃんと文章にすべき。


 岩瀬氏が関東周辺M5〜7を警戒中。私も報告が遅れたが実は1日の朝、午前8時半頃、層積雲に形成された気になる二分割状を見ている。ただ私的には、恐らく地震性であろうと強く疑っているが、場合によっては気象性の偶発的な可能性も有り得る。目測では大凡、方位角195−15度。伊豆方面を中心に関東〜東海の広範囲の何れかの可能性。印象としての発生規模はM5.3前後といったところ。
 モニター地磁気観測の青田@地磁鬼教祖によれば、神戸で強い異常を検知して6日目だという。 また、PISCOの大気イオン観測は、1日の昼からイエロー(危険度/中)を発表。
 m-san の観測(大阪府南部)、先月29日19:15〜20:00の間に出現したという降雨虹は、主虹の他に副虹・過剰虹も見られた見事なもので、尚かつ気になる強い赤味だった。4日は、薄目ではあるが環水平ア−クも撮影、掲載されている。


「成る程素直にか。
ちょうどいい、聞こう。
前から疑問なんだが、地震雲とか信じてる人って
そんなんで社会でやっていけてるのか?
普通の会社(単純作業なら別だが)で、そんな思考じゃついていけんだろう。
尼とか栗巣たるは社会不適合者のようだが、皆そうなのか?」

 これを書いた2CHの奴にいっておくけど。もし将来、地震雲が公的にも社会的にも認知される時代がきた時には、自分らのいったことを、よーく憶えておけよ!
 何が、地震雲を信じてて社会でやっていけてるのかだ。おまえのいうところの社会なんぞに適合?したくもないが、これでもそれなりに元気にやっている。それとどうも他にも誤解している奴がいるようだが、私はリストラなんぞされた憶えは全くないぞ(笑)。会社の行く先が判っていたから、賢く自己退職、自己の脱出を図ったのだよぉ。 


■■6月19日(水)夕方観測の該当地震が発生 !!■■
▲2002 06 26 23 28 06.7 41.75408 144.50551 30.6 4.0 yana HKD(無感データ)
http://hkdpub2.eos.hokudai.ac.jp/win-cgi/harvest.pl?DB=datACTION=EQINFOID=GUEST
 『午後4時半過ぎ、砂川市から滝川市に向かう途中、形状崩れの断層状雲を確認。断層ラインは南東−北西(方位角134−314度)、当地より十勝・大樹町方面−増毛町方面。北西側は先端が目前にあったが、南東側が山に隠れていてこの断層状も全貌が確認できなかった。形状の印象からは震源が遠そうに見えるが、よく判らない。
 推定としてはM4.2以上で、場合によってはM5以上も有り得る。発生は一週間程度、一応、26日以内まで。』
(2002 06/19 23:43 更新)
――結果考察――
 どうも有感では結果確認できなかった。発生規模もそんなにズレてはいないが、予測を下回った。震源場所についは−2度程度の高精度だった。

■■6月25日(火)夕方観測の該当地震が発生 !!■■
▲06/25 23:56:51 44.98N 147.31E 130.0 4.0M 択捉島付近
 『午後7時半頃、細く連なる長大な龍状帯雲を観測。指向方位は東北東−西南西(方位角62−242度)、震源が62度側なら湧別町〜千島・ウルップ島北部方面。242度側なら寿都町〜北海道南西沖方面。長さの全貌が見えないほどで、推定規模はM5.7±0.5。M6超級も有り得るので注意が必要。規模から震源が超遠方の場合もあり、62度側なら〜カリフォルニア半島〜ペルー・リマ〜チリ北部方面。242度側なら〜大韓民国・全羅北道〜タイ・バンコク方面。
 ちょうど半影月食の満月トリガー中で、直前型の可能性も高いが、一応、一週間程度の発生期間をみたいところ。』
(2002 06/26 10:43 更新)
――結果考察――
 25日深夜に択捉島付近でM4.0が発生している。発震場所から見ても、これが同日夕方に観測した62度方位、湧別町〜千島・ウルップ島北部方面ラインの帯状地震雲の結果である可能性が高い。ただし推定規模を過大評価、大きく見誤った。地震雲が細長く、割りと近い位置に滞空していたので、誤認しやすかったのかもしれない。震源は+2度程度の精度。
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