先週の読書と 「寝台急行銀河の殺意」
ジャンルはいろいろ。とりとめのない読書です。


「寝台急行銀河の殺意」津村秀介(講談社文庫)
(あらすじ)
秋田県のアパートで、公金を横領し逃亡中の男(横浜の会社の経理係)が、殺されました。

警察は、神奈川、秋田、京都に捜査網を拡げます。
関係者と思われる謎の美女(髪の長い美女)が浮かんできます。しかし彼女には鉄壁のアリバイがあります。

アリバイはわりと簡単に解明されます。それほど複雑ではありません。推理小説が好きな人は「お馴染みの」トリックです。
それよりも、
怖いのは、善意の第三者がアリバイつくりに加担しているが、
本人(たち)はまったく犯罪に加担している意識がないこと。
ここが、犯人が狡猾なところです。

お楽しみください。