2012 10/08 19:50
Category : 気侭な 読書
朝顔、小ぶりのものが咲きました。
写真、載せました。
★
今日の読書(乱読)は「はぐれ十左御用帳 狐の穴」です。
作者 和久田正明 徳間書店 329ページ ISBN978- 4-19-892699-1
事件は浅草寺界隈で起きました。
老女殺しです。
この女性、恵まれない子どもたちを見ると、
ついつい、自分の子どもと同じに思い、
優しく(厳しく)声をかけます。
茶屋で休んでいるときに、刺殺されました。
犯人を捕まえようと動き出した北町奉行所の隠密廻り同心、
鏑木十左が主人公です。
彼女の遺品から、
三十五年前に起きた「とんでもない」「許せない」事件を知りました。
■
隠密同心。
役所の中では「窓際族」「左遷組」です。
しかし、本当は「隠密」。
老中・松平定信の命を受け、
十左は事件の探索を始めました。
■
後に大物が居るからいろいろ活躍できる、
という設定ですが、
作品の中で
本人は、老中の力を借りなくても真実を追究します。
「犯人」を追い詰め、制裁を加えます。
『凄く強い男』という設定です。
が、
本当は女性にうぶで、「優しい男」かな?