「卒業 雪月花殺人ゲーム」
講談社文庫 「卒業 雪月花殺人ゲーム」ひ17-2
    ISBN4-06-184440-7

大学生が登場。事件が起きます。その解決を「3月」(卒業)までに済ませたい。
そんな気持ちが、「卒業」というタイトルになったのか?
それとも、子どもの世界から、大人の世界へ行く(卒業)ことなのか?

殺人事件か、それとも、自殺か?
密室で死体が発見されました。

だれかが、死の前後に、入室したようなのです。
それでは他殺か?

浸入経路が分かりません。

お茶会で事件が発生しました。
殺人事件です。
飲んだお茶に毒が入って居たようです。

2つの殺人(もしかしたら自殺)事件、
これは関係があるようですが、犯人が分かりません。

「卒業 雪月花殺人ゲーム」の「せつげっか」(雪月花)は茶道の心得がある人にはわかるようです。


雪月花(ゆき・つき・はな)と思ったので、
殺人現場に『雪』の掛け軸とか、
次の事件では『月』の色紙とか・・・・。
何か、手がかりが残っていたのか? 

と思ったのでが、まったく違っていました。
茶会で
「雪」「月」「花」「一」「二」「三」の札が使われるようです。
「雪月花の日」「11月2日」という言葉が出てきます。
事件は11月に起きて、
卒業式前に終わるというわけです。

大学にはいくつもの「部活」「クラブ」があり、
(小説の)舞台となる国立T大学のクラブがいくつか出てきます。
また、T大学にはたくさんの研究室があり、
いろいろな専門知識(技術)を持った人もいます。

この辺がヒントです。
殺人(自殺?)事件の謎とき、お楽しみください。

本日は、ここまでです。おやすみなさい。

編集 yuma : 謎解きはいつも意外な結末。それが面白い