『幾世の橋」澤田ふじ子 新潮文庫
700ページ+アルファ(で文字が小さめ)の本でしたが、
無事、読み終わりました。
京都の下町の庶民の生活を描いた本です。


ISBN4-10-121015-2
新潮文庫 さ22-5

京の裏長屋に住む重松、10歳。
悪がきですが、利発で父親思い。

父親の仕事を助けたり、給金がもらえる奉公先を考えたり・・・。

植木職人(庭師)に弟子入りしましたが、師匠は心中してしまいました。
好きあっていたのですが、相手に結婚話があり、
ノンベーで評判の悪かった師匠は、
結婚を申し込んでも実らないと思い、
でも、
あきらめきれず心中を選びました。

師匠の教えも、
その師匠が残した書き物も凄い。

主人公重松は腕を上げます。

この主人公の周りに、たくさんの人が登場。
それぞれの人生が描かれます。

結末は、ちょっと悲しいのですが、
主人公の重松、この後幸せになるのでしょうか。

書かれていませんので、想像するしかありません。

編集 ojisaninomoide : 最後の部分、もう一度読んでみましたが、幸せになるのか、分かりませんでした。テレビ化の時は、ハッピーで終わると思います。
編集 yuma : その後が気になりますね。そういう終わり方するとモヤモヤします~